英国人の日本文化論が「正しすぎる」「ぐぅの音も出ない」と話題に - with news(ウィズニュース) タイトルがちょっと煽り過ぎというか大袈裟に感じるが、小西美術工藝社のデービッド・アトキンソン社長という日本文化に詳しいイギリス人が、きものの価格の高さについて苦言を呈している内容。以下は最後のところ。 そもそも伝統が伝統になる前は、ちゃんとビジネスになっていたはずなんです。消費者の意向を探り、自ら変わり続けた。だから伝統になれた。着物が存続するためには、真っ当なビジネスにするしかありません。もっと価格を下げて、手に取りやすい着物を増やす取り組みが、最低限必要だと思います。 最近またちょっとしたきもの流行りで、若い人向けの雑誌も出て、気軽にきものを楽しめるよう様々な提案がされていたり、手にしやすい価格帯のきものが売られていたりするが、街を歩いていて頻繁にきもの姿を見るところまでは行ってい
「ビッグな野望」男をつかまえろ ポジティブな「口ぐせ」によって素晴らしい恋を掴む第一歩は、Dr.佐藤によれば「世界一のいい女」になることである。 「世界一のいい女」になるためには、「こうなりたい自分」を思いつく限りリストアップし、それを毎日声に出して読み上げる必要があるという。 暗唱できるまでになりそれが口ぐせになったら、「勝ち組遺伝子」のスイッチが入った証拠。その後は、「世界一いい女」にふさわしい「世界一いい男」のイメージを具体的に描く。そうすれば必ず理想の人と結ばれると。 つまり、お姫様気分で白馬の王子様と結ばれることを夢見ていた頃のガキの精神構造に戻れ、ということだ。 Dr.佐藤は、これから大人になる若い女性に、幼年期への退行を呼びかけている(『王子さまに出会い愛されるシンデレラの教え』では、そういうことが更に事細かに書かれていた)。 特に強調されているのが、恋愛の絶大な効果である。
国民的ファミリードラマ 一見何の不幸の陰も見えぬ幸せな満点家族なのに、実は嫁と姑が冷戦状態とか兄弟で骨肉の争いをしているというのは、よくあるらしい。テレビドラマになったりもする。『渡る世間は鬼ばかり』はこうした家族のいざこざネタで、延々牛の涎のごとく長いドラマを展開している。 しかし、そういうどこの町内にも一軒や二軒ありそうなワケあり家族が、かのロイヤルファミリーであれば話は違ってくる。主役は、御近所ではなく御所に住まうプリンス達やプリンセス。スケールにおいて、ワタオニのラーメン屋の家族とは比較にならない。 この一年を通じて世間が注目していたファミリードラマは、言うまでもなく「皇室御一家物語」であった。 ヒロインはかつて華々しく登場し、途中から舞台裏に引っ込んだ長男嫁。彼女がヒロインである証拠は、この一年の女性芸能週刊誌に取り上げられた頻度が、「ヨン様」に次いで高かったという事実が示してい
ピンクコーナーの実情 去る5月末、夏目書房という出版社から『モテと純愛は両立するか?』という本を出した。数年前の純愛ブームを受けて、純愛とは何か?について論じ、ブームとなった純愛本やドラマに詳細なツッコミを入れたエッセイ集である。帯には「純愛とは任侠である!」というキャッチコピーがついた。 で、私としては、これは書店では女性エッセイの棚に置かれるだろうと思っていた。中村うさぎや酒井順子やナンシー関の本が並んでいる棚である。 ところが、本が出てからいろんな書店を回ってみると、「モテ」と「愛」という言葉がタイトルにあるせいか、書店の人に誤解されやすかったようで、多くの場合女性向け恋愛本の棚に入っていた。 もっとはっきり言うと、女子向けモテのハウツー本の棚。全体にピンクの色使いの本が多いことから、私が密かに「ピンクコーナー」と呼んでいる棚である。 ピンクコーナーが昔から書店の一角を占めていること
今週は、女をモノ扱いし女の人格を尊重しない男が世の中には多いので、女性にとって性的に欲望されることは単純に歓迎できないという話のブクマタワーがどんどん高くなっていくのを、あっけにとられて見ていた。 おそらくここでも、内容の是非というよりは話法を巡って(もちろん話法は立ち位置に深く関係する)対立や齟齬が生じていると思われるが、それに深入り言及するのは避ける。 一つだけ、ブコメやハイクでid:simplemindさんが、何の得にもならないのに焼け石に水的な介入と議論整理の努力をされているのに少し感動した。特に感心したのは(別の記事のメタブだが)これ。 自分の事を「殴るどころか怒った事もない優しい性格」だと長年思ってたけど単に人と距離を置いてただけだと結構最近気が付いた/自分の暴力衝動とどう付き合うかは強さとか優しさだけじゃなく経験とか技術も要るよね http://b.hatena.ne.jp/
トーク・トゥ・ハー スタンダード・エディション [DVD] 出版社/メーカー: 日活発売日: 2004/02/16メディア: DVD クリック: 24回この商品を含むブログ (124件) を見るやっとDVDで見た(2002年、ペドロ・アルモドバル)。 ここでは女は、男に発見され一方的に見られ愛されるだけの存在だ。ほとんど男の幻想とフェティシズムの対象。ああやっぱりそういうことだったのかということです、身も蓋もなく言ってしまうと。 いずれも女の方が事故で植物人間になってしまった二組の男女。 片方はもともと男の方が片思い(ほとんどストーカー)だったべニグノ&バレリーナのアリシア、もう片方は恋人同士だった女闘牛士リディア&マルコ。女性がいずれも「一方的に見られる仕事」に関係しているのが、興味深いポイントだ。 そもそも二人とも、女とは一方向的な出会い方をしている。 ベニグノは窓越しにバレエのレッス
(※7/22追記あります) ラブドールを恋人代わりにする男性のことを初めて知ったのは、10年くらい前にあった某ブログ。彼女との「愛の生活」を綴った日記が面白いということで、一部で人気だった。私も一時期読んでいた。最初に、これ「ピグマリオン」だなと思った。古代ローマの詩人オウィディウスの『変身物語』に登場する、キプロスの王ピグマリオン(ピュグマリオン)の物語だ。 生身の女性たちに失望したピグマリオンは、完璧な女性を求めて彫像作品を作った。その出来映えがあまりに見事だったので、彼はすっかり彫像の女性に恋をしてしまい、毎日のように語りかけ、贈り物をし、ベッドを共にし、ついに彼女は自分の愛に応えてくれたのではないかと思うようになった。その狂おしい思いと彫像の素晴らしさに打たれたヴィーナスが、褒美として彼女に命を授けてくれた。 SF小説『未来のイヴ』から映画『空気人形』まで、さまざまな小説、映画など
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く