知的生産の技術 (岩波新書)著者: 梅棹 忠夫 40年以上前の本ですが、ノートブック・手帳に関しての考察やログのとり方について普遍的な教科書のようでした。 今盛んに語られている、生産性を上げるためのインプット・アウトプットの関係。 手帳術。情報整理術。読書術。これらのクラシックが記載されています。 パソコンなんかない時代の本ですが、これを読んで、ユビキタスキャプチャーだのブレインストーミングだのエバーノートのタグ付けだの、そういった耳に新しいものは実はむしろ普遍的なものからの派生であると気づきました。 ここで、この本での知的生産とは、「頭を働かせて新しい事柄を人にわかるかたちで提出すること」です。 さらに具体的にいえば、「既存、新規の様々な情報をもとにしてそれぞれの人間の知的情報処理能力を作用させて、そこに新しい情報を作り出す作業」です。 これはパソコンのない時代の言葉ですが、現代でも変わ