4月9日、日本出版クラブで2006年に起きた奈良県田原本町の医師宅放火殺人事件を巡り、逮捕された少年の供述調書を引用した単行本「僕はパパを殺すことに決めた」(07年5月草薙厚子著 講談社刊)が出版され、奈良地検が供述調書漏示容疑で鑑定医を逮捕した事件で、07年に出版元の講談社が、設置した第三者調査委員会(委員長=奥平康弘・東京大学名誉教授、委員長代行=清水英夫・青山学院大学名誉教授、委員=吉岡忍・ノンフィクション作家、升味左江子・弁護士、山田健太・専修大学准教授)が、出版の経緯を検証した調査報告書を公表した。 『僕はパパを殺すことに決めた』調査委員会記者会見のノーカット映像を観る(←クリック) 『僕はパパを殺すことに決めた』講談社の記者会見のノーカット映像を観る(←クリック) 講談社が、第三者調査委員会に7項目の調査を依嘱した。 1 供述調書等を丸ごと引用することによって、少年審判の非