パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍とイスラム組織ハマスによる戦闘が、2023年10月7日に始まってから11カ月。過酷さが増す中、ガザでの救援活動を指揮する国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の清田明宏保健局長が、ニッポンドットコムのオンラインインタビューに応じ、「世界の人々はガザの不条理から目を背けてはならない」と訴えた。 清田 明宏 SEITA Akihiro 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)保健局長。医師。1961年生まれ。高知医科大学(現・高知大学医学部)卒業。95年から世界保健機関(WHO)で約15年間、結核や感染症の対策にあたった。2010年から現職。現在はヨルダンの首都アンマンの本部に勤務する。著書に『天井のない監獄 ガザの声を聴け!』(集英社新書)など。 避難所に殺到する人々 UNRWA本部があるヨルダンの首都アンマンから、8月29日にガザに入った。戦闘開