2月9日、電子部品各社の業績は2013年3月期以降、増収増益に向かうとの見方が優勢となっている。都内の家電店で昨年10月撮影(2012年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [大阪 9日 ロイター] 電子部品各社の業績は2013年3月期以降、増収増益に向かうとの見方が優勢となっている。タイ洪水で停滞した部品需要が来期に回復するほかスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)、タブレットPCも堅調に市場が拡大するとみられているためだ。 トムソン・ロイター・エスティメーツにおける現時点の主要アナリストの予測によれば主要8社の来期業績は5─15%の増収、軒並み2ケタ以上の営業増益になる見通し。ただ、震災の影響が薄い11年3月期の水準まで営業利益が回復すると見込まれているのは日本電産<6594.OS>のみで、V字回復には自動車・産業用向けへの部品拡販や、一段の合理化などの取り組みが必要となりそ