三星(サムスン)テックウィンに人事台風が吹いた6月。京畿道器興(キョンギド・キフン)の半導体団地では三星電子が中小企業を対象に一大調査を行った。使用年限を超えたチップ生産用遊休設備を買い入れたことがあるかを尋ねる調査だった。そうした中で減価償却を通じ帳簿価額が「0」の遊休設備をA部長が納品企業などに5億~7億ウォンで売り払い、2年間に97億ウォンを得ていたといううわさが団地内に広がった。三星電子は個人的に不正を犯したA部長をすぐに解雇した。この事件は現在検察で調査中だ。 三星内部に広がった不正腐敗の根は深かった。実際三星テックウィンのほかにも数件の腐敗が摘発された。三星火災の監査の中間結果では3~4人の役員が関連した不正が摘発され、近く人事措置を行う予定だ。この会社のある社員は、「当初は経営コンサルティングとして始めたが、事実上総務・人事・広報など全部門を総括する監査につながっている。資料