2016年10月4日〜7日の3日間にわたって、「CEATEC JAPAN 2016」が開催されました。カンファレンス「人間と人工知能の関係について:将棋と囲碁を例として」では、公立はこだて未来大学 副理事長であり、複雑系知能学科の教授でもある松原仁氏が登壇。囲碁と将棋を例に、人工知能の発展について解説しました。 ゲームにおける人工知能 松原仁氏(以下、松原):みなさん、おはようございます。ご紹介いただきました松原です。今日は人工知能について。……まあ、私はともかくとして、(ほかの登壇者が)けっこうオールスターキャストで(笑)。 この後いろんな話があると思いますので、私以外、こういうネタにはしないだろうなということで、この話をさせていただきます。 背景ですけれども、ご存じのとおり、こういうセッションが設けられるように、おかげさまで今、人工知能は3回目のブームになっています。 それで、今までの