先日、放送の言葉について審議する会議(新聞用語懇談会放送分科会)に出てきました。 テレビ朝日アナウンス部からは、私と吉澤アナウンサーの二人が参加しています。 そこでの話題で「おや?」と思ったものがありました。 複数の意味を表す「ら・など」の使い方についてです。 複数を表す場合、人には「ら」物には「など」を使うと教えられてきました。 例えば、 「会場に集まった同級生らが、優勝の行方を見守っています」 「被害者の家族らが、署名を提出して救済を訴えました」 また、 「ビタミンなどを豊富に含んだ果物」 「使用済み医療器具などの産業廃棄物」という具合です。。 ところが、この会議の中で「ら」を人に使うと見下したような意味合いが出てしまうので 「など」を使うほうが良い、という意見が出てきました。 最近は関西の言い方が流入してきて、 自分たちのことを「うちら」相手方のことを「あんたら」ということもよく見ら