これまで、民間のシニア人材サービス会社をいくつか紹介してきたが、今回はその中でもシニア就活事業において草分け的な存在である人材サービス会社「マイスター60」(本社・東京都品川区)を訪ねた。 ■業界では先駆け、シニアの雇用創出に長年尽力 同社は高齢者に特化した人材サービス会社として、その社名が示す通り60歳以上を対象に1990年、まだ60歳定年の義務化(1998年施行)がスタートするよりも前に設立された。「年齢は背番号、人生に定年なし」をモットーに、シニア世代の技術者などの派遣や職業紹介をメーンにこれまで5500人余りの高齢者雇用を創出している。 「自社の再雇用制度への応募はもちろんですが、やはり他の選択肢も探したいというのが、皆さん本音のようです。再雇用契約している方でも更新するか迷っている方も多く見受けられます」と同社の人材情報センター長・山田正良氏は話す。 設立当初より、施設・設備管理