「身近なものを作品にする」大村祐里子さんの撮り方辞典、第2回のテーマは「雨粒」。光に透かすことで文字通り多彩な表現ができる被写体です。あえてピントを外して写した光の粒は、時として言葉にできない「人の感情」を表現する触媒にもなりえるでしょう。 「大村祐里子の身近なものの撮り方辞典」が書籍にまとまりました。本連載で取り扱ったテーマに加えて、新たに「クレーン」「炭酸」「排水溝」など合計100テーマを収録。日常の中で目にする、しかし被写体としてはあまり気に留めない様々なモノたちを記録する一つの視点を提案します。 >この連載の他の記事はこちら >前回の記事はこちら 身近なものの撮り方辞典 撮影のポイント 1. 雨粒を被写体にする時は、背景の光の色を意識する。 2. まずは夜、車のフロントガラスの雨粒を狙ってみよう。 キヤノンEOS 5D Mark II カールツァイスOtus 1.4/55 f1.4