嬉しそうだ
「耳鳥斎」。なんて読むかわかりますか?「にちょうさい(又は じちょうさい)」と読みます。 ではこれは何? 人物です。江戸時代に活躍した絵師の名前です。 耳鳥斎というネーミングはとってもユニークですが、ユニークなのはネーミングだけではありません。耳鳥斎の残した作品もまたユニークなんです。今回は耳鳥斎の作品をご紹介。 耳鳥斎は大阪で活躍していた絵師で狩野派の絵師に師事していたそうですが、彼の作品を見て狩野派の片鱗を見つけられる人はいるのでしょうか?というほど、流派など関係なく独特でユーモアな作品の数々。 耳鳥斎は主に面白く笑える「戯画」を制作していた人物で、作品のタッチが江戸時代の頃のものというよりも現代的なスケッチ画やイラスト、あるいは漫画のようなテイストで溢れているんです。 まずは耳鳥斎の作品の中でもとりわけユルさに溢れた作品集「絵本水や空(安永9年・1780年 )」の一部をご紹介します。
教科書に落書き、ノートに謎の創造物。ほとんどの人は授業中、制御できない脳の指令により手が勝手に動いて落書きを書いたことがあるだろう。ほんのちょっとの落書きをすることで、退屈な授業も何とかやり過ごすことができる。 授業中の落書きの歴史は古い。なんと中世を生きた人々も落書きをしていたのだというのだから驚きだ。中世の文献を研究する歴史家のエリック・カワッケル氏が言っているのだから間違いない。 1.子供の道徳教育によく使われたユウェナリスの『諷刺詩集』に描かれた15世紀の落書き。昔の子どもたちも創造力も凄かった。 この画像を大きなサイズで見る この画像を大きなサイズで見るフランス、カルパントラ市立図書館(MS 368) 中世の落書きを研究したカワッケル氏によれば、落書きは当時の人がペンの試し書きをした証拠なのだという。ボールペンや印刷技術が発明される前は、写本を行う写字生や学生はインクの出や線の太
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く