・「信用」と「信頼」 ・「目標」と「目的」 ・「入れ子」と「テレコ」 例1)関西人が信頼の意味でつかいたがるのは「信用」、関東人が信用の意味でつかいたがるのは「信頼」 例2)https://logmi.jp/tech/articles/328778 あと1つは?
「住所の揺らぎ程度のことにAIを使いたいだとかデジタル音痴」だの「住所の正規化なんてExcelで2時間あれば作れそう」だの、たいへんフットワークの軽やかな言説の数々に、位置情報界隈のみならず住所の正規化や名寄せに少しでも関わったことのあるエンジニアが総立ちでマサカリを投げていたのも記憶に新しい今日この頃ですが(2023年6月6日)、この手の騒動は周期的に起こってる印象です。 ということはつまり いつまで経っても解消されない、解決が困難な課題である その困難さが界隈以外に共有されていない であるわけで、その都度Twitterにトリビアが投下されてはTLが賑わい華やかではありますが、そろそろ自分の整理としてもどれだけ日本の住所システムがカオスで、その計算機的な処理がいかに困難かをメモっておこうかと思いました。 なおこの件については既にQiitaにGeoloniaの宮内さんが鼻血の出そうな良エン
近年のソフトウェア業界では、テスト関連活動を担うエンジニアを「QAエンジニア」と呼ぶようになっています。ただQA(品質保証)という言葉は、旧来から二つの定義が共存しているほか、業界内の通例で更に別の意味付けが行われた結果、定義が曖昧になり誤解を生みがちな状態となっています。 そこで今回は、日本語圏で、QA(品質保証)の言葉がどのように定義されているか、整理して解説します(結論からいうと三流派あります) 国際標準規格での定義:品質マネジメントシステムの実証 IEEEやISOといった国際的な標準規格、およびそれに準拠した知識体系や標準では、古くから体系立てて品質マネジメント、品質保証、品質管理の定義を行っています。 有力な文献として、品質マネジメントの標準規格である、ISO 9000:2015の定義を紹介します。 まずISO 9000では、品質保証の前提として品質マネジメントという用語を使って
テスト業務の専門事業者から退職した従業員が、テスト設計書のひな型を持ち出して転職先で使用したという件について、誓約書違反、不法行為、著作権侵害、不正競争(営業秘密)など、さまざまな根拠を挙げて損害賠償請求を行ったという事案。 事案の概要 Y1は、2017年5月にソフトウェアテスト専門業者のX社に入社し、ソフトウェアテスト事業に従事し、グループ長を務めた後に2018年7月に退職した。その後、AIの研究開発、テスト業務を行うY2社に転職した。 Y1は、入社時に守秘義務を負う旨の誓約書をX社に提出しており、退職時にも守秘義務と競業避止義務を負う旨の誓約書をX社に提出していた。 X社では、テスト業務に用いるテスト設計書のひな型として、本件ファイル1,本件ファイル2を作成していた。 Y1は、X社を退職する直前に本件ファイル1をチャットツールの自身のアカウントにアップロードし、Y2社に転職した後にダウ
働き方の多様化・健康意識の高まりにともない、企業も「健康経営®」などを通じて社員のコミュニケーション活性化や、創造性の向上、より良い働き方とその先のウェルビーイングを目指す動きが加速しています。 乃村工藝社にて開催した本セミナーでは、2021年のコロナ禍にオフィスリニューアルを実施した企業経営者様と、担当した乃村工藝社の空間デザイナーが登壇し、ワークプレイスをはじめ、リニューアルの検討プロセス、社員自身がオフィス運営に携わるメリットや、企業の持続的な成長にどうつながるのかを紐解きました。 乃村工藝社本社4階にあるコミュニケーション・スペース「RESET SPACE」からライブ配信し、打合せをする社員の気配やコーヒーの香りを感じながらのトークセッションの模様をお伝えします。また本稿ではオフィス投資についても話題が及んだアフタートークを公開します。 ワークプレイスとは? ワークプレイスは、「仕
こんにちは、SWETグループ兼PocochaでQAエンジニアを担当しているkariadです。 Pocochaではよりフロー効率を高めていくため、アジャイル開発体制への移行を進めています。 今回はその中でもテストについて、Pocochaでの取り組みについて紹介します。 また、PocochaではSAFeという大規模アジャイルフレームワークも採用しており、本記事でもSAFeの用語が出てくることがあります。 可能な限り用語がわからなくても意図が伝わるように書いていますが、Pocochaで取り組むSAFeそのものについては別記事にて後日紹介したいと思います。 いつテストをするのか? アジャイル開発でフロー効率を高めていく上で考えなくてはいけないのはいつテストをするかです。 従来のPocochaでは開発終盤にまとめてQAを実施していました。 このときはバグの件数もそれなりにあり、仕様に関わる不具合が見
先日ホットエントリに入っていたブログエントリ、Colorful Pieces of Game『書籍「ゲームの歴史」について(5)』にて、 「校正・校閲はいったい何をしていたのか」 との言及があった(現在は修正済)ので、校閲業界では若輩者の私ですが、書籍の制作において「校閲は何をしているのか」を少しばかり紹介しておこうと思い立ちました。 まず前提としてご理解頂きたいのは、一冊の本が世に出るまでには様々な工程を経るわけですが、その中で校閲が関わるのは「かなり後のほう」という点です。 書籍の制作において最も時間を要するのは「筆者が原稿を完成させるまで」、次いで「社内の了承を得て刊行が決まるまで」のプロセスだと思われますが、校閲の出番は更にその後です。通常、校閲にゲラが回ってくる段階では既に発売日・刊行部数etc.が決定しており、余程の(筆者都合の)問題でも起きない限り(*1)動きません。つまり、
はじめに 自動テストが叫ばれて10数年以上の時を経ていますが、今なお開発者の興味を惹くトピックの1つであります。 実際、Developers Summit 2023ではテストを主題とした講演が多く、また人気も博したと耳にします。 さて自動テストと共に話題になるトピックの1つと言えばテスト駆動開発でしょう。 ただテスト駆動開発は、設計・開発手法のため自動テストとは厳密にはジャンル違いであり、誤解を受けがちなトピックでもあります。 またテスト駆動開発を解説する書籍の多くが、Java等のオブジェクト指向言語のスタイルで書かれているためフロントエンドエンジニアのコードスタイルとは若干差異があリます。 当記事ではフロントエンドエンジニアのためにテスト駆動開発の技法の数々をTypeScript、Reactを用いて実践します。 フレームワークとしてReactを採用しましたが、記事内のコードはモダンフロン
はじめに 〜記事執筆のきっかけ〜 先日、以下の記事についてのツイートが流れてきました。 zenn.dev この記事の内容については、ChatGPTをはじめとするAIによるテストの可能性を示した素晴らしい内容だと思います。 ですが、果たして"今時点(元記事の執筆時点)の"出力結果*1が実用に耐えうるものになっているのか検討し、提示する必要もあると感じました*2。 そこで本記事では、テストエンジニアである私の回答例と"今時点の"AIの出力結果を比較しギャップを示すことを目的とします*3。 決して、AIによるテスト自動生成の進化自体を否定している訳ではないことを念頭にお読みいただければと思います。 結論 本記事では、"今時点の"AIの出力結果に対して、以下の結論を導き出しています。 状態遷移図のテスト設計の題材では、根幹となる機能に関する不具合が含まれていた デシジョンテーブルのテスト設計の題材
近年、DXの流れでアジャイルが注目されていますが、JTC(日本の伝統的な大企業)では、組織の問題でアジャイルチームがうまく機能しないことがあります。この問題を解決するために必要なことについて整理してみました。なお、 JTCとは「ウォーターフォール型のシステム開発が中心で、そのために部署の分割とルールが整備されており、文化にまでなっている会社」のことです。 はじめに なぜ、DXにアジャイルか? アジャイルはタクシーか、電車か 素早さは優先順位の決定回数で決まる JTCでアジャイルをするときの課題 いかに優先順位を調整するか いかに決定するか JTCでアジャイルをするための取り組み いかに優先順位を調整するか いかに決定するか まとめ はじめに このエントリは、2023/1/27に開催されたアジャイル経営カンファレンスでの講演「ビジネスとITをリンクさせるアジャイルな組織のつくり方」の内容に補
数年前にAIを離れ現在はフロントエンドをやっているのですが、半年くらい前に思い切り引き戻されました。画像生成AIにおけるmidjourneyとstable diffusionの登場です。noteのCTO深津さんが記事を出したと思ったのも束の間、急速に進化を果たしました。 絵柄の固定・ポーズの指定・マシンスペックなど、日々さまざまな問題を解決しながら新たな技を身につけています。 しかし、同等かそれ以上に話題になっているのは大規模言語モデル(Large Language Model)かもしれません。ChatGPTが話題になった思ったら、BingやPerplexity,You.comなど大規模言語モデルを交えたサービスが次々と登場しました。 活用方法もたくさん見つけられており、私は特に以下の二つの記事が好きです。 「感情回路」の記事に入力(プロンプト)でここまで変わるのかと感動したことを覚えてい
本記事ではJUnit5におけるパラメータ化テストの使いどころと実際の実装方法について紹介します。 使いどころ 実装方法 パラメータ化テストの宣言 @ParameterizedTest パラメータ指定 単一データの入力 @ValueSource 列挙型 @EnumSource 複数データの入力 @CsvSource まとめ 参考 使いどころ テストケースを作成する時は複数の振る舞いをテストすることがほとんどかと思います。 例えば、以下のように受け取った年齢の値から学年を返すメソッドがあるとします。 public String getGrade(int age) { if (age < 0) { return "存在しない年齢"; } if (age <= 5) { return "園児" } else if (age <= 12) { return "小学生" } else if (age
(この話は最初Twitterに書こうと思ったけど、長くなるのでブログに書くことにしました) 僕はRSpecやMinitestでテストを書くのは得意ですが、常にテストファースト(TDD)で開発するとは限りません。 今業務でやってるタスクはこんなふうに進めてます。 雑に動くものを作る ↓ 見た目をきれいにする&機能を作り込む ↓ テストを書く ↓ リファクタリングする この順番で開発する理由を以下に述べます。 雑に動くものを最初に作る理由 最初は見た目とか、異常系とか、細かい仕様とかを無視して、正常系が一通り動くものを作ります。 これはこれから作ろうとしているものの認識が合っているかどうかをPO(プロダクトオーナー)に確認するためです。 実際に動く画面を見せると「こんな感じでOK」とか「ここはこういうふうにしたい」というフィードバックをもらうことができます。 また、開発者としてもコードを書きな
こんにちは。ヘンリーCEOの逆瀬川です。 開発する上で、難しい部分の一つである要件定義。 最近、社内では「要求仕様」と呼ばれるようになり、要求仕様化のプロセスとフォーマットの改善に取り組んでいます。しかし、3年間にわたって苦労し、失敗と改善を繰り返してきた歴史があります。 本ブログでは、主にプロセスとフォーマットの失敗について触れますので、詳細は割愛します。「ココもっと深く知りたい!」という方は、ぜひカジュアルにお話しましょう。その場で深堀りいただいた内容を元に、更にブログで考察していきたいと思います。 では、過去私たちが体験した5つの時代と今後訪れるだろう要求開発黄金時代についてお話しましょう。 ユースケースで仕様漏れた時代 要求導入混沌時代 要求を全員で書くぞ時代 プロダクト要求と仕様を分けて書き始めた時代 CSと連携して速度が上がり始めた夜明け前 将来訪れるだろう要求開発黄金時代へ
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