(CNN) ウクライナが突如ロシアへの越境攻撃を開始してから1週間。ロシアが状況を統制できていないことが次第に明らかになりつつある。 ウクライナ軍が先週末から12日にかけてロシア領への侵入を続ける中、数万人のロシア人が自宅からの避難を強いられた。 外国の軍隊がロシア領に入るのは第2次世界大戦後初めてで、クレムリン(ロシア大統領府)にとって大きな失態となる。プーチン大統領はロシアから「敵を駆逐する」と誓ったが、ロシア軍は今のところウクライナの前進を阻止できていない。 以下に分かっていることをまとめた。 何が起きたのか? ウクライナ軍が国境の北に隣接するロシア・クルスク州に入ったとの情報が浮上したのは6日遅く。だが、ウクライナ政府がロシア国内での軍の活動を正式に認めたのは数日後だった。 今回の侵攻はウクライナの戦術転換として注目される。ウクライナ軍はこれまで、ドローン(無人機)やミサイルで定期