コロワイドによる買収で「大戸屋」はどう変わった? 「離脱者層」呼び戻しで“がっつり”メニュー投入か:総菜業態・冷食にも注力(1/3 ページ) 大戸屋に行ったことはあるものの、最近は利用していないという人も多いのではないか。筆者もその一人である。大戸屋ホールディングスの業績を振り返ると、2018年度から客離れが進行しており、売上高は22~23年3月期が復調傾向とはいえ、18年3月期に記録した約262億円を超えるに至っていない。客離れの主な要因は、値上げにあるだろう。 20年に飲食大手のコロワイドが大戸屋ホールディングスに対する敵対的TOB(株式公開買い付け)を敢行し、経営陣を刷新した。買収後は「離脱者層」の呼び戻しを目的にさまざまな施策を行っており、一定の成果を出しているようだ。本記事では、近年における大戸屋の経営状況とコロワイドの戦略についてまとめていく。