(CNN) 米カンザス州最大のウィチタ公立学区は、同学区の教員が黒人の生徒や障害のある生徒に対して差別的な行動様式を取っていると判断した連邦公民権調査をめぐり、米司法省と和解し、懲罰慣行を見直すことに同意した。米司法省が2日に発表したニュースリリースで明らかになった。 和解合意の一環として同学区は隔離をやめ、拘束慣行を改革し、日常的な懲罰問題に対処する際に生徒を法執行機関に照会しないよう変更を実施するという。 司法省は、同学区の黒人生徒は「同様の行為を行い、同様の経歴と懲罰歴を持つ」白人生徒よりも厳しい処分を受けたと判断した。 同学区が白人生徒よりも黒人生徒に高い割合で懲罰を与えていた最も一般的な違反行為は「反抗」だった。和解の合意文によると、一部の中学校では黒人女子生徒が「反抗と見なされた」ことや服装規定違反を理由に学校から頻繁に不必要に排除されていた。 調査対象期間中、学区の約3000