日本のクルマの保有台数は8000万台弱と言われている。新車の販売台数は1990年をピークに下降傾向だが、クルマの平均車齢が伸びていることもあって、保有台数は高いレベルを維持し続けているのだ。さらに日本で使われなくなったクルマは海外へと輸出されて、再び移動の手段に使われるほど世界各国で重宝されている。 その一方で、移動手段としてだけではないクルマの需要も増加傾向にある。いわゆる運転を純粋に楽しむスポーツカーのようなクルマは減少傾向にあるが、それ以外にもクルマの利用価値は意外と広いものだ。 人が移動する、荷物を運ぶ、それ以外にもさまざまな用途でクルマは使われ、役に立つだけでなく人々の暮らしを豊かなものにしてくれる。その一つが「クルマの中に住める」キャンピングカーだ。コロナ禍によって以前からのアウトドアブームが加速し、それに伴いキャンピングカーの需要も高まった印象がある。 実際、2022年の国内