緊急事態宣言の解除、都道府県をまたぐ移動の緩和と、新型コロナウイルスの予防のための自粛が段階的に解かれ、ウィズコロナの生活も新しいフェーズに移った。これまで身動きの取れなかった観光業界やライブハウス、飲食店に関しても3密を避けるなど工夫をこらしながら営業を本格化させている。 皮肉にもコロナで浮き彫りになった企業の“無駄” こうした中、業績の回復が難しい企業の中には、この秋にも予想される感染第2波に備え、水面下で“コロナ・リストラ”の準備を始めた企業もあるという。 テレワークを実施した結果、不要な人材があぶり出されたケースも。 「今回の自粛期間で、いかに会社に無駄があったのかと気づかされました。テレワークにしたら、正直言って、間接部門の人数なんかはもっと少なくてもいいんじゃないかって思いました」(某大手エンタメ企業経営者) 「上からの指示を待って仕事をしていた人は、生産性が下がりました。上司