奈良県天理市福住町の山林に復元された古代の冷蔵庫「氷室」で18日、この冬に貯蔵した氷を取り出す「福住氷まつり」が催された。 猛暑の影響で、とけずに残った氷はわずか3キロだったが、子供らは荷車で市立福住小まで運び、かき氷などにして満喫した。 神事の後、今年2月に3トンの氷を貯蔵した氷室を開封。子供らは深さ1・8メートルの氷室をのぞき込み、底に少しだけあった氷塊を残念そうに見つめた。貯蔵作業にも参加した同小4年の男子(9)は「もう少しあると思っていたのに。来年も参加したい」と話していた。 氷室を復元した市民団体「福住未来(ゆめ)クラブ」の浦井善史会長は「最高で約2トン、猛暑の昨年でも約430キロ残ったが、今年は6月の猛暑が影響した。子供たちが自然の力を知り、地球温暖化などを考える機会になれば」と話していた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く