このところ毎年8月15日は休みをとって正午の靖国神社に行ってみるということをしてきたのであるが、今年はそうしたことをすることもなく会社で仕事をしていた。しかしまあ、「8月15日」だからな、という何の意味も根拠もないが、ここはひとつ「はちがつじゅーごにち」というわけで、定時で本日の仕事を終わりとし、会社を出て九段へと向かった。地下鉄半蔵門線の九段下は、自分の通勤ルートの途中なので、靖国神社に寄っていても、それほど時間を食う話でもないのである。以前、このブログで、8月15日は天皇の玉音放送があったという日だけのことで、戦艦ミズリー号での降伏調印式があったのは9月2日なのだから、9月2日が日本の敗北が決定した日であると書いていながら、いやあ、そこはやっぱり、ついつい、この日は靖国神社に意識が向いてしまうのであった。 地下鉄の九段下の駅を出ると、あたり一面は夕闇に包まれてた。普通この日は、この通り