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ブックマーク / 9bit.99ing.net (3)

  • ダントーの「アートワールド」は後半が面白い - 9bit

    昨日の勉強会で話題にのぼったのでまとめておきます。 ダントーの有名なアートワールド論文は、前半部分、つまり、芸術の定義にかかわる「アートワールド」概念や、芸術作品の同一性や解釈にかかわる不可識別性の議論ばかり取り上げられる印象があるけど、実は後半部分のほうがおもろいんやで、という話。 Arthur C. Danto, "The Artworld," The Journal of Philosophy 61 (1964): 571-584. 扱うのは4節です。3節までで芸術作品を可能にしているのは理論なのだーという主張をくどくどしたあとに、ダントーはそのような理論が実際に作品やその経験にどのようなしかたで関係するのかについてわりと唐突に議論しはじめます。 ダントーはまず「種類Kに関連ある述語」(K-relevant predicates)という概念を導入する。これは「Kに属する諸対象に、意味

    ダントーの「アートワールド」は後半が面白い - 9bit
  • 最近出たゲーム研究の本 - 9bit

    誰得感がはんぱないですが、2012年に出た人文系ゲースタのアンソロジー/入門系のを4冊ほど紹介しておきます。 The Philosophy of Computer Games ヨーロッパで定期的にやっているPhilosophy of Computer Games Conferenceで発表されたものを中心にまとめたアンソロジーです。イントロにあるように、コンピュータゲームの哲学の仕事は、(1) コンピュータゲームについてのアカデミックな研究がしばしば持ち出す基礎的な諸概念を批判的に吟味し、明瞭化する、(2) 伝統的な哲学的諸問題をコンピュータゲームの文脈のうちで扱う、の2つであるとされます。 全部で17個の論文が3つのパートに分けられるという構成になっています。パート1はプレイヤーのプレイ経験の話、パート2はゲームと倫理の話、パート3はゲーム世界あるいはフィクションの話が中心です(目次は

    最近出たゲーム研究の本 - 9bit
  • ニューヨーク近代美術館がビデオゲーム14作品をコレクションに追加 - 9bit

    いい日語まとめがないのでまとめておきます。 Source: MoMA | Video Games: 14 in the Collection, for Starters ニューヨーク近代美術館(MoMA)がビデオゲームのコレクションに格的に乗り出し、手始めに以下の14作品を収蔵したようです。 パックマン (1980) Tetris (1984) Another World (1991) Myst (1993) SimCity 2000 (1994) ビブリボン (1999) The Sims (2000) 塊魂 (2004) EVE Online (2003) Dwarf Fortress (2006) Portal (2007) flOw (2006) Passage (2008) Canabalt (2009) これらの作品は2013年3月からMoMAのフィリップ・ジョンソンギャラ

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