携帯電話各社のフィルタリングサービスの設定画面携帯電話のフィルタリングサービスの申し込み画面 18歳未満の少女らが携帯電話のサイトにアクセスし、誘われて淫行(いんこう)や児童ポルノの撮影などに至った事件の少なくとも8割以上で、有害サイトに接続できなくする「フィルタリング」が携帯電話にかかっていなかったことが分かった。今年上半期(1〜6月)の事件を調べた警察庁が28日、発表した。いずれも出会い系サイトではないサイトだった。同庁は、携帯事業者や保護者らにフィルタリングの徹底を働きかける考えだ。 一時、児童買春の温床になっていた出会い系サイトは年齢確認が厳格化されるなどして事件が減っている。警察庁は今回、出会い系以外のサイトが発端になった少女の事件を調査した。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やゲームサイト、自己紹介サイトなどで、出会いを求める書き込みができる掲示板や、アドレス