完璧な涙 (ハヤカワ文庫JA) [文庫] [May 01, 1990] 神林 長平
その昔電車の中で目撃したことです。女子高生二人の会話。 「あいつまじきもい。」 「まじふとりすぎ。ちょーおたくくさい。」 「きもい。しんでほしい。」 同級生男子についての会話らしいのですが、ずっと聞いていてもその男の子が何か悪いことをしたということではなく、ほんとうに純粋に生理的に受け付けないということのよう。 「死にたくなるくらいやばいよね、あの顔。」 「まじやばい。なんで生きてるのか、意味不明。それに太りすぎ。」 まあ、こういうことを平気で言う女の子は無数にいるわけですが、強調したいのは発言内容そのものではありません。この二人が、おそろしく太っていたということ。そして控え目にみても美人とはとうてい言えない(もう少し率直な言葉を選ぶならば「醜悪」といってもよいような)容貌であったということです。つまりポイントは、自分のことを棚に上げられる力。棚上げ力なのです。もし件の男の子がこの二人の女
● ペアノ曲線(1) ● 今回は、デザイン画にちょうせんしましょう。 まずは、のびちぢみのする「ゴムひも」を用意(ようい)します。 そして、まずは「S」の字におきます。 この「S」の字というのは、それぞれの正方形を もれなく、1回だけ通るようにしたものです。 より美しいデザイン画にするには、右のようにひとくふうしてみてもいいですね。 さて、ここで、問題です。 それぞれの正方形の内で、「ゴムひも」をのばしたりまげたりして、 もとと同じ「S」の字(の小さくしたもの)をつくってみてください。 同じといっても、 回転(かいてん)したり、ひっくりかえした形にしても いいことにします。 ただし、それぞれの正方形を もれなく、1回だけ通るようにしないといけませんよ。 これをくりかえして、どんどんこまかくしていくと、 正方形が、たった1本のつながった線(せん)でうまっていきそうですね。 だって
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