これらの記事の続きです。 フランスではなぜ「マジンガーZ」を飛び越えて「グレンダイザ―」だけが視聴率100%などという異常人気を博したのか? イタリアではなぜ日本では完全に不発に終わった「鋼鉄ジーグ」がそこまで気に入られたのか? というあたりにももちろん興味はあります。 しかし今回はとりあえず「祝・実写化」ということで、「ボルテスV(ファイブ)」はなぜそこまでフィリピン人を夢中にさせたのか?を調べてみました。 1977年から78年にかけて日本で放送されたこのTVアニメは、1978年には早くもフィリピンに輸出されました。 その頃のフィリピンはマルコス政権です。 フェルディナンド・マルコス(1917~1989)氏は1965年に大統領に当選するや議会を停止。 戒厳令を敷き、1986年のエドゥサ革命(別名ピープルパワー革命)で政権を追われるまでの21年間、独裁支配を通しました。 <フィリピンピープ