一般医が患者の自宅で安楽死を行うための「安楽死キット」(2005年4月18日撮影、資料写真)。(c)AFP/BELGA/ETIENNE ANSOTTE 【11月29日 AFP】(更新)オーストラリアのビクトリア(Victoria)州議会は28日、同国の州として初めて安楽死を合法化する法案を可決した。2019年6月から施行され、末期患者が自身の命を絶つために致死性の薬物を要求する権利を認める。 物議を醸した安楽死に関する法案は100時間あまりにわたる議論の末、ビクトリア州議会を通過。同州は安楽死が合法化されるオーストラリアで唯一の州となる。 ダニエル・アンドリュース(Daniel Andrews)州首相は法案の可決について、「末期症状にあるビクトリア州民に慈悲と尊厳を与える」と述べた。 安楽死が認められるのは同州に住む18歳以上の末期患者で、6か月以内の余命宣告を受けている場合に限られる。余