印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます NECは10月16日、メインフレーム「ACOSシリーズ」の中型機「i-PX9800/S100」とフルSSD対応のACOSシリーズ専用ストレージ「iStorage A3000/100」の販売を同日から開始すると発表した。価格はi-PX9800/S100とiStorage A3000/100が1台で月額195万円(周辺装置を含む最小システム構成、税別)から、出荷開始は12月25日。 i-PX9800/S100は、メインフレームの大型機「i-PX9800/A100」に搭載しているNEC製プロセッサ「NOAH-6」を採用、メモリミラー機能や仮想計算機機能を取り入れ、高効率電源を採用した。従来機「i-PX9000/S300」との周辺装置を含む最小
「コンピュータ事業の原点回帰」。そんなことを感じさせたのが、NECが12年6月28日に発表した大型メインフレーム「i-PX9800」だ。自社開発プロセッサ「NOAH-6」を搭載している。同社は10年以上前、開発費削減のために独自プロセッサの開発を断念し、米インテルのItaniumに切り替えた。それを再び膨大なコストのかかる独自プロセッサの開発を再開したのは、なぜなのだろう。 最大の理由は、ItaniumでACOS-4系ユーザーの期待に応えられる性能を実現できないと判断したことにある。Xeonと比べてItaniumのマルチコア化が遅れていることや、米オラクルがItanium対応ソフトの開発を打ち切るなど、他社の技術に依存していると大型メインフレーム事業を継続させるのが難しい状況になってきた。NECによると、約7割のACOSユーザーが資産継承を求めており、このままではACOS-4離れが加速する
NECは2012年6月28日、メインフレーム「ACOSシリーズ」大型機の新機種「i-PX9800/A100」を発売した(写真1)。プロセッサにACOS専用の「NOAH-6」を搭載する。NECは2004年にACOSのプロセッサを米インテルのItaniumに移行したが、Itaniumの性能が伸び悩んでいることからACOS専用のNOAHを復活させた。NOAHの新モデルが登場するのは11年ぶり。標準レンタル価格は月額950万円からで、9月28日に出荷を開始する。 NECによれば、i-PX9800/A100が搭載するNOAH-6の性能は、従来機「i-PX9000/A300」が搭載するItaniumプロセッサに比べて3.5倍だとしている。NOAH-6はNECが自社設計し、製造は外部に委託する(写真2)。製造プロセスは40ナノメートル(nm)で、1つのプロセッサに4つのコアを搭載する。動作周波数や演算性
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く