英The Booksellerによると、ドイツ政府はオーディオブックの付加価値税(VAT、日本でいう消費税のようなもの)の税率を19%から7%に引き下げ、電子書籍についても同レベルの引き下げを推進しているとのこと。 EU加盟国では原則として、紙書籍の付加価値税は平均5.5%前後と低いが、電子書籍は欧州委員会(EC)の取り決めにより「文化財」とみなされないため、調整が続いている。さらに、フランス/ルクセンブルクの2国はこれを不服として、2年前からそれぞれ7%、3%に下げており、通商問題となっている。 ドイツ政府は「紙書籍・電子メディアを問わず、VAT税率は同じであるべき」とし、何とかフランスのレベルにまで下げたい考えだ。 関連記事 EU全加盟国で電子書籍の付加価値税が「0%」になる公算 欧州圏で問題となっている電子書籍への付加価値税が0%になるかもしれない。欧州委員会で今週投票だ。 フランス