コロナ対策で自粛要請が鳴り響く中、人通りが消えた大通りに面した店やオフィスで働いている人たちの気配も途絶えて大変なことになっております。 休業補償だ、いや持続的給付金だという財政出動の話もありつつも、これから出てくるものは大失業時代の幕開けであることは間違いありません。それも、短期的に数十万人、百万人以上が新規の失業者として出てくるだけでなく、日本の雇用制度そのものもかなり揺らいでくるのではないかと思っています。 労働関係の本はたくさん読んできたけれど、再読して膝打ちしたのは『雇用改革のファンファーレ 「働き方改革」、その先へ』であります。執筆は企業労働法の専門家で、我が国の雇用慣行の問題を間近で見続けてきた弁護士・倉重公太朗先生です。 Amazonリンクはこちら『雇用改革のファンファーレ』(倉重公太朗・著) 本書でもテーマとして貫徹しているのは「対話の重要さ」と「パッチワークではない、日