共産党の山下芳生氏は十三日の参院予算委員会で、在日米軍の新型輸送機オスプレイの搭乗員が使用するチェックリストに、空中給油中のトラブル時に「連結ホースをギロチンせよ」との切断指示が書かれていると指摘した。空中給油中のトラブルが重大事故につながる恐れがあるとの記述もあるといい、山下氏は重大事故の可能性があるのに米軍の訓練再開を認めた日本政府の姿勢を批判した。 山下氏はリストを独自入手したとし、米軍普天間(ふてんま)飛行場(宜野湾市)のオスプレイ部隊で使われていると説明。時速数百キロで飛びながら前方の給油機とホースを連結して行う空中給油について、ホースが回転するプロペラと衝突すれば「破滅的な損傷を引き起こす」との注意が記載されていると述べた。