労働者を過酷な労働に追いたて使い捨てにする「ブラック企業」に対する規制を盛り込んだ青少年雇用促進法案が16日の参院厚生労働委員会で全会一致で可決されました。労働者と日本共産党のたたかいで新たな法案をつくらせるまでになったことは、ブラック企業根絶へ向けて重要な一歩となるものです。 (深山直人) ■ 躍進受けて提出 日本共産党は「ブラック企業」問題で、労働者の運動と結んでユニクロ、ワタミなどの実態を告発し、抜本的規制を求めてきました。 「ブラックキラーは共産党」と支持を集めた2013年参院選で躍進し議案提案権を獲得すると、同年10月に「ブラック企業規制法案」を提出。この法案にもとづく国会論戦によって、現実政治を動かしてきました。 同法案は、残業時間の上限を年間360時間とする▽次の勤務まで11時間の休息時間を保障する▽サービス残業が発覚したら残業代を2倍にする▽採用者・離職者数など労働条件・職