「これ“私人”で通るかって話なんですよ、公人じゃないかって!」 政治家の関与に焦点が当てられている森友学園国有地格安払い下げ問題。昨日2日の国会では自由党共同代表・山本太郎議員がそう問い詰めた。安倍首相は1日の参院予算委で、共産党の小池晃議員から昭恵夫人と森友学園の籠池泰典理事長との関係を聞かれ、「妻は私人なんですよ。いちいちですね、妻をまるで犯罪者扱いするのは極めて不愉快ですよ」と逆ギレ。つまり、私人である妻が何をしようが関係ない、これ以上追及してはダメだ、というのである。 おいおい、そんなわけあるか。昨日の国会で山本太郎議員からの質問に答えた土生栄二内閣審議官からは、明らかに昭恵夫人が「私人」たりえない幾つもの事実が出てきた。まず、昭恵夫人には秘書的な役割を担う経産省と外務省の職員が実に5人もついていて、もちろん公費で賄われている。しかも、2006年以降、首相夫人の秘書は「非常勤1名」