6号機プールも水漏れ 第1原発、冷却再開2時間遅れ 東京電力は11日、福島第1原発6号機の使用済み核燃料プールを冷却する系統の配管の弁から水が漏れたと発表した。プールの冷却は同日午前10時18分に作業に伴い計画的に停止し、当初は同日午後5時に冷却を再開する予定だったが、トラブルの影響で約2時間遅れた。 プール冷却の再開は、問題の弁が設置された配管とは別の配管を使った応急的な対応で、東電は12日にも冷却を停止して弁の補修に入る。補修期間は3日間程度を見込んでおり、この間は冷却を停止する。 使用済み核燃料プールの冷却をめぐっては、5号機でも冷却系統の配管からの水漏れを受けて6、7の両日にわたり冷却を一時停止する問題が発生したばかり。国、東電が強調する核燃料の安定冷却の脆弱(ぜいじゃく)さが浮き彫りとなった。 東電によると、バルブからの漏えいは11日午後3時30分ごろに発覚。漏れた水の量