財務省は2012年7月20日、省内で職員が使うパソコン123台が2011年11月までの約2年間、コンピュータウイルスに感染し情報が漏洩していた可能性があると発表した。「標的型メール攻撃なのかなど感染ルートは不明。現在詳細を調査中」という。同省によると、現在は情報漏洩の可能性はないとみている。 2013年1月に導入予定の次期省内LANシステム構築に向けて、2012年5月からセキュリティ対策の専門業者が総点検を行ったことで7月17日に発覚した。「このような事態を招き深くお詫びする」(財務省)という。 省内からインターネットを閲覧するためなどに利用する行政情報化LANシステムに接続するパソコン123台がプロキシサーバーへ不正な通信を行っていたことを確認できた。「ウイルス対策ソフトが検知しない未知のウイルス」(財務省)だという。 情報漏洩の可能性があるのは、職員が業務上作成した会議資料など。「詳細