省庁へサイバー攻撃 実態判明 1月21日 19時32分 日本の中央省庁の奥深くに直接、サイバー攻撃が行われている実態が明らかになりました。去年11月、経済産業省の職員らにパソコン内部の情報を外部に流出させるウイルスが仕組まれたメールが届き、およそ20台のパソコンがウイルスに感染していました。 このコンピューターウイルスは、メールの添付ファイルなどに仕組まれ、ファイルを開くと、パソコン内部の情報を盗み出し、勝手に外部に流出させるもので、「バックドア」と呼ばれています。今回のメールは、実在する職員を装って送信され、その内容は去年11月、中国からの輸出が滞っていたレアアースの安定確保を巡る当時の大畠経済産業大臣とカザフスタンの下院議長との会談に関するものでした。メールは会談の直前に届き、添付ファイルの内容を確認するよう求める文面になっていたことなどから、およそ20人の職員がファイルを開き、ウイル