ブックマーク / kasasora.hatenablog.com (16)

  • あの女の恋愛感情を利用していい生活をしてやろう - 傘をひらいて、空を

    疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。それがきっかけで僕と彼女は一緒に暮らし始めたのだけれど、この生活が気に入りすぎて疫病の流行が終わってもやめたくない。 つきあって三ヶ月という、恋愛的にいちばん盛り上がっているタイミングで同居したから、すぐ破綻してもおかしくないと思っていた。なにしろ僕はすぐ飽きちゃうのだ。女の子と半年以上つきあったことがない。 僕の個人的な感覚では、同じ相手とのセックスは三回目から十回目がピークで、あとはまああってもなくてもという感じだし、恋愛的な様式としてのデートについては「女の子のドリームを読み取ってサービスするのめんどくせえな」と思う。だから自分は長期的な関係に向いてないのかなあ、なんて思っていたのだけれど、好きな人と生活を共にしてみたら継続したくなったので、向いてなかったのは長期的な関係というより長期的な「恋愛」関係だったみたいだ

    あの女の恋愛感情を利用していい生活をしてやろう - 傘をひらいて、空を
    nobori_lupin
    nobori_lupin 2022/04/25
    両方同じこと考えてそうってコメント人気があるけど、どこを読んでそう思ったんだろう。男性側は妥協して結婚したかったけど、女性側は恋愛脳で今の恋人はキープに近いと匂わされてない?/続編見て反省
  • 従姉妹の幸福な結婚 - 傘をひらいて、空を

    疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。それからしばらく経ち、「この状況がきっかけでプロポーズされ、結婚しました」というはがきが届いた。差出人は年齢の離れた従姉妹である。それで取り急ぎ祝おうと彼女の自宅に電話をかけた。すると従姉妹の母親である叔母が出て、こう言った。 あの子は結婚なんかしていない。ちょっとおかしくなってしまったのだと思う。できたら一度話をしてやってくれないか。 よくわからないまま従姉妹の携帯電話番号をもらってかけた。 従姉妹は晴ればれとした声でうん結婚したのと言った。そしてそのことをお母さんはわかってくれないの。でももういいかなって。わかってもらえる人にだけわかってもらえたらいいの。お母さんは古い人だから。主人はね、二次元にいるの。 わたしはたいそう驚き、それはどういう意味合いかと尋ねた。従姉妹はていねいに説明してくれた。結婚相手(「主人」)は

    従姉妹の幸福な結婚 - 傘をひらいて、空を
    nobori_lupin
    nobori_lupin 2022/01/21
    2次元なら別にどうでも。祝福するだろうな。旦那は18才とか言われたら距離を置きたい。
  • 意味づけられたコーヒー - 傘をひらいて、空を

    疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。そのために盆正月にいつも集まる友人たちとの会合もこのたびはZoomである。 盆正月に集まる相手は多くが親戚や故郷に残った幼友だちだろう。しかしわたしはなぜか大学のときの友人四人で集まる。全員同業種で勤務先はばらばら、なんとなし馬が合うがしょっちゅう飲みに行くような感じではない。それで盆正月になると寄り集まってやくたいもないおしゃべりをし、仕事に役に立つようなそうでもないような情報を交換し、またやくたいもないおしゃべりに戻る、そういう時間を過ごすのである。 そうだマキノさんコーヒー買ってよコーヒー友人が言う。わたしたちの仕事コーヒーは関係ない。ただしわたしはコーヒーが好きである。あのねと彼は言う。あのねえ僕の下の娘には障害があるでしょう、だからねえ沖縄のコーヒー農園の人と障害者支援団体の人と組んで社会起業的なアレをはじ

    意味づけられたコーヒー - 傘をひらいて、空を
    nobori_lupin
    nobori_lupin 2022/01/16
    フェアトレードみたいなもので、お金がある狭い世界の人たちの気分は上がるんだけど、お金にゆとりがない人達はコーヒーを買えなく買って行くんだよね。
  • 不在の男 - 傘をひらいて、空を

    疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。そのために去年は盆も正月も帰省しなかった。しかし今年は疫病の流行がひとまずの落ち着きを見せた。わたしは生家の近隣の人々の意向を親に尋ね、まあよさそうだということで帰省することにした。 そうすると旧友とも会う。どこで会おうかと訊くと彼女は繁華街の名を挙げ、今ここのホテルに泊まっているから近くだと嬉しいなと言った。 ホテル? 実家でなんかあったのと訊くと彼女はすごく変な顔をして「父親が帰ってきた」と言う。わたしの知るかぎり昔から(わたしは中学校で彼女と親しくなった)彼女の実家は母子家庭である。 いや実質的にそうなのよ、と彼女は言う。父親は家にいなかったのよ。だからうちは母子家庭だと思ってたの。父親は「お正月とかにおばあちゃんのところに行くといる人」だったわけ。おじいちゃんはだいぶ前に亡くなっててさ、父親と祖母が二人暮らしで、

    不在の男 - 傘をひらいて、空を
    nobori_lupin
    nobori_lupin 2022/01/07
    発達障害っぽいと思ってしまった。
  • 名札がないほうの世界 - 傘をひらいて、空を

    疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。私の勤務先ではひところ、すべての会議がオンラインになり、そして、感染者数が減ったという理由で、一部が対面に戻った。そのせいで私は今、会議室で冷や汗をかいている。誰が誰やらわからない。わからないが、わかるふりをしなければならない。もう一年半も毎月会議をやっているメンバーなのだから。 そもそも私の昇格のタイミングが悪かったのだ。疫病流行とほぼ同時である。自分が管理する人員が大幅に増えた上、他部署との連携をしなければならない。その役割をやることになった途端の疫病だ。さらに「なんかインターネットとか強いんでしょ?」という理由であれこれやらされた。なんだよ、「なんかインターネットとか」って。 そうしたわけで疫病流行当初から現在まで、知らない人とたくさん話すことになった。ほぼオンラインだった。私は知らない人の顔を覚えるのが極端に苦手

    名札がないほうの世界 - 傘をひらいて、空を
    nobori_lupin
    nobori_lupin 2021/12/01
    街でばったり会うといつも誰かわからなくて困る。
  • あなたのことは好きじゃなかった - 傘をひらいて、空を

    疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。現在はワクチンがある程度いきわたり、感染者数がかなり減って、みんななんとなくうきうきしている。それでわたしも連休に帰省することにした。 わたしの地元では「東京で働いている娘が来て感染させた」となったら家族にものすごく迷惑がかかりそうで、帰省を控えていた。県の中核都市だから、知らない人もいっぱい歩いていて、娘が帰省したからその親が村八分になるみたいなことはないんだけど、それでもやっぱり、わたしはずっと、自分が生まれた町に帰れなかった。 わたしの生まれた家にはわたしの両親が住んでいる。両親は疫病前から家を売ってマンションに住もうという話をしていて、だからわたしは自分の生まれた家にお別れするつもりで来ていた。妹は県内に住んでいるからしょっちゅうこの家に来ているし、両親にも会っている。そんなわけでわたしだけがちょっとセンチメンタ

    あなたのことは好きじゃなかった - 傘をひらいて、空を
    nobori_lupin
    nobori_lupin 2021/11/03
    こわい。、
  • おれにスカートを履かせろ - 傘をひらいて、空を

    疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。うちの会社も半分くらいリモートワークになって、だから夏はとくに快適だった。夏場に毎日フルレングスのパンツを(しかもワイドや薄地ではないものを)履くのは、端的に言って苦行である。そのうえパンツの傷みもはげしい。お気に入りであればあるほど着る気になれない。 おれは学生時代、たまにスカートを履いていた。女性装としてではない。メンズファッションとして着ていた。今でも頻度こそ減ったが、時折スカートを履く。なにしろ暑いときにラクだし、かっこいいと思うから。 おれは髭を生やすしスーツも着る。でもスカートも履きたい。男のあっけない腰まわりからすとんと布が落ちるているのは美的にもナイスじゃないか。なにゆえ日ではスカートは男のチョイスではないのか。浴衣なんて実質ワンピースだ。着流しの男を見ろ。ああいう感じのシルエット超いいじゃん。 そうし

    おれにスカートを履かせろ - 傘をひらいて、空を
    nobori_lupin
    nobori_lupin 2021/10/31
    テレワーク好きな男性がいう会社の人間関係が疲れるって、男性の同調圧力がきついの言い換えじゃないかと思うことがある。まだ口に出すことすらタブーなのかも。
  • だからきみはずっと二番手 - 傘をひらいて、空を

    疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。僕はちょうど子どもの病気がわかって手がかかるようになったところで、疫病をいいことに彼女と会うことをやめた。ちょっと飽きがきてたし。 自分がダメなやつだという自覚はあるんだけど、僕はほとんどいつでも二番手の彼女を必要とする。今なら結婚してるから不倫相手ってことになるかな。でも人の倫に悖る!みたいな大仰な感じじゃないんだよな。ちょっとした気晴らしっていうか、バランス取りたいなーって感じ。 人間と真剣に向き合うのは疲れることだ。ちゃんと見てなきゃ相手のことはわからないし、そうなると色恋の甘ったるい良さが感じられなくなっちゃったりもするし、より親しくなれば相手だけじゃなくてその周辺のことも考えなきゃいけない。結婚すれば家同士の関係までマネジメントすることになる。とにかく疲れる。でも僕はと息子に対してはそうしたいと思っている。疲

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  • お父さん、どうかそのままで - 傘をひらいて、空を

    疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。現在はワクチンが供給されて接種が促されている段階である。 僕の父親は今どきの感覚ではそれほど高齢というわけではないが、PCを使ってワクチン接種の予約ができるとは思われなかったから、僕が代わりに申込みをした。「ワクチンの予約を取っておいたから」と言うと、父親は電話越しに僕を怒鳴りつけた。想定内である。 父親は誰かに何かしてもらうとだいたい「余計なことを」という態度でいる。正確には「してもらった」状態が顕在化されると不機嫌になる。たぶん、父親の世界では、川が流れるように自分に都合のよい状態が整えられているべきなのである。「できないだろうと思って代わりにしてあげた」という僕の態度は親に恥をかかせようとしているようなもので、言語道断なのだ。 父親は年をとって、あるいは疫病禍の影響でそういう気質になったのではない。それが通常営業と

    お父さん、どうかそのままで - 傘をひらいて、空を
    nobori_lupin
    nobori_lupin 2021/09/21
    死ぬ直前に今まで悪かったと言って天に旅立つのが、改心して許されるヤンキーみたいでムカつくのはわかる気がする。
  • わたしの弟はワクチンを打たない - 傘をひらいて、空を

    疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。最初の通達から一年あまり、何度目かの通達のさなか、疫病のワクチンが提供されはじめた。それで全員が打つかといえば、そうではない。わたしの弟は打たないという。そして、わたしはそれを責めることができない。 弟は東京で一人暮らしをして、アルバイトで生計を立てている。今日働かなければ来月の家賃があやうい。運も悪かったし、弟の思慮が足りないところもあったと思うのだけれど、とりあえず自分で生活はできているのだし、人に大きな迷惑をかけているわけでもなし、責められるようなことではない。 わたしはそう思っているのだが、両親は「恥だ」と思っている。自分たちの助言をふいにして大学進学をせず、夢みたいなことを言っておかしな企業に就職してすぐに辞めてその日暮らしをしている、そんな浅はかな息子は心配するのも癪だと、そういうふうに思っている。 そうはい

    わたしの弟はワクチンを打たない - 傘をひらいて、空を
    nobori_lupin
    nobori_lupin 2021/08/25
    傘空さん好きで毎週見てるから、バズるたびに一部の人に批判されてることがつらい。しかも理由がフィクションであることだったりするし。
  • どうして、お母さん - 傘をひらいて、空を

    疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。それでわたしは母に会うことができない。 わたしの母はすごく感じのいい人だった。同世代や祖父母世代だけでなく、わたしの友だちもみんなそう言った。母はわたしの覚えているかぎり場違いなふるまいをしたことがなかった。家にどんな人が来たときにも、旅行先でも、わたしの保護者として学校に来るときでも、親戚の集まりでも。 小学生のころまではそういうのが当たり前だと思っていた。お母さんは大人だからねって思ってた。お父さんはお母さんに比べてドジだなって思ってた。父はときどき誰かと言い争いをしたり、発言すべきでないときに発言して気まずそうな顔になったりしていたから。それで人に笑われたりもしていたから。 わたしはおよそ母を嫌う人やばかにする人を見たことがなかった。母はいつも適切なふるまいをしていた。高校生までのわたしの目には、そのように見えた。

    どうして、お母さん - 傘をひらいて、空を
    nobori_lupin
    nobori_lupin 2021/08/10
    自分で決められなくて、いい感じに人に決めてもらいたい人いるよね。創作だけど、旦那さんが死ぬ前に決定できない自分に向き合あえる機会ができてよかったと思ってしまう。
  • あなたブスでモテないんでしょ - 傘をひらいて、空を

    疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。そのためにわたしはあなたにずっと会っていない。 オンラインで飲んでるって? あんなの会ってるとは、わたしは言わない。通話に近いと思ってる。あなたはオンライン飲みも「会ってる」にカウントするけどね。なんせアイドルのコンサートに行って「誰それに会った」って言うような人だからね。 あなたはアイドルに会ってないですー。見ただけですー。観覧しただけですー。会うっていうのはお互いがお互いを個別に認識してコミュニケーションが成立した状態を指すんですー。アイドルはあなたなんかどうでもいいんですうー。 あなたはオンラインで愚痴をこぼす。出会いがないという、いつもの愚痴だ。彼氏ほしいってあなたは言う。それなのにアプリでのアピールはど下手。あのさあ、自信がないない言いながら自信がないまま薄ぼんやりしたビジョンで彼氏作ろうとして何になるのよ。女

    あなたブスでモテないんでしょ - 傘をひらいて、空を
    nobori_lupin
    nobori_lupin 2021/06/29
    傘そらさんの読み物でこの路線は新しい気がする。本当に結婚できないひとの前で、惰性で結婚できないとか言っちゃってるのありえるよなー。
  • 不安に耐えることができない - 傘をひらいて、空を

    疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。企業の対応はさまざまだったが、時が経つにつれて社員から見捨てられる会社が出始めた。 わたしの友人も所属している会社を見捨てた。その会社は、経営層の「不安に耐えられない性質」によってその身をほろぼしかけているのだそうである。 彼女は小さいながらも評判の老舗企業につとめている。はたからは「業界外の人間も知っているブランド企業で専門職として働き、若くして活躍している」というふうに見えた。そんな彼女が、疫病下でずいぶんひどい目に遭ったという。 彼女は言う。給与はもともと良くないんですよ。業界の水準から見たらあきらかに低い。でもまあがまんできないほどではないし、この仕事が好きだし、新卒で入って数年なのだから、と思っていました。 うん、まあ、そんなふうに言ってもらうほどじゃないけど。でもたしかにレア職種ではあるから、同業他社の転職

    不安に耐えることができない - 傘をひらいて、空を
    nobori_lupin
    nobori_lupin 2021/06/22
    おおー。これはあるな。
  • 恥と命令とプライドと - 傘をひらいて、空を

    疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。外出は通勤を含む。そのために対面を必須としない業務は大急ぎで在宅勤務に移行した。具体的にはインターネットを経由して仕事をするようになった。わたしの職場はIT系ではない。だからそうしたことが得手な人間が不得手な人間をサポートすることになる。わたしはサポートする側である。そしてその状況に、つくづく飽きている。 全員が思いきり働いて全員が機能している組織があったら不健康だ、という話を聞いたことがある。どんなにすぐれた組織にも常時さぼっている者はあるし、能力がマッチせず機能しない者もある。そういう従業員を全員見つけ出して片っ端からくびにする組織は、いったいどうやってそれを可能にしていると思う? 想像した? ね、恐ろしいだろうーーそういう理屈だった。 わたしはそれを聞いてなんとなし納得し、職場で誰が仕事をしていなくても、また自分が

    恥と命令とプライドと - 傘をひらいて、空を
  • 期間限定私設美術館 - 傘をひらいて、空を

    疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。わたしたちは家のなかに引きこもり、ちいさくちいさくなって暮らした。 最初は都心のデートスポットだった。 わたしがもっとも好ましく思うデートコースは、都心の高い高いビルディングのてっぺんに近いところにつくられた現代美術館の展示を流して、それからそのビルディングのなかの、美術館よりひとつ高いところにあるカフェで、香りのよいコーヒー、もしくは同じくらいに香り高いビールをのみ、少し話をして、そうして、適切なレストランまで歩く。 そのような振る舞いを、わたしは好きだった。だからそのときもいつものように恋人と待ち合わせて行った。美術館はその一昨日の夜間に告知して前日から休館していた。わたしたちはその巨大なガラスの前で立ちすくみ、貼り紙を読み、意味もなくスマートフォンで美術館の公式サイトにアクセスして貼り紙と同じ文字を読んだ。それから

    期間限定私設美術館 - 傘をひらいて、空を
    nobori_lupin
    nobori_lupin 2020/03/24
    実生活だと認識すると辛い。小説として読むと良い。戦争のはじまりってきっとこんな感じなんだろうと思う。
  • このタイトルちょっと高尚なんで変えてもらっていいですかね - 傘をひらいて、空を

    出版市場は実は縮小していない。出版されるの数は増えている。大ヒットが出にくい、書き手と出版点数の増加でパイが小さくなって専業作家が成立しにくい、作家以外の職も担い手が分散している、そういう状態である。 わたしの職能は雑誌編集、単行企画、ライティング。特技は特急テープ起こしと他人の原稿の校閲。さる老舗出版社の専業校閲さんから「校閲部門希望で入社試験を受けてもいい」と褒めてもらったことがある(誇らしい)。一緒に育った妹に言わせれば、「お姉ちゃんはちっちゃいときから、字が書いてある紙の束があればだいたいOKなんだよね」とのことである。たぶん死ぬまでそうなんだと思う。 勤務先に大きな不満があったのではない。それでもわたしは十数年つとめた出版社をやめた。会社員生活よりフリーランスのほうが(たとえ収入が激減しても)総合的に幸福な人生を送れると判断したからだ。わたしは元勤務先やつきあいのあった出版社

    このタイトルちょっと高尚なんで変えてもらっていいですかね - 傘をひらいて、空を
    nobori_lupin
    nobori_lupin 2019/08/27
    馴染みのない文章を自分に慣れ親しんだ表現に持ってこさせようとするブコメがあって、ブログの世界が現実でも再現してされている感がある。
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