遅ればせもいいところ、もう1ヶ月も前の話なのだが、ミーダーン〈パレスチナ・対話のための広場〉の連続セミナー(共通のタイトルは<ナクバ60年を問う>)の第1回、「パレスチナの民族浄化と国際法」の参加報告を今頃書こうと思う。 この報告がとっとと書けなかった理由はいろいろある。例によって私的な雑多な問題で頭がとっ散らかっていたというのが主たる言い訳になるのだが、それに勝るとも劣らない理由として、このセミナーで扱われたテーマがとても大きな、根本的なものであって、僕の手に余る問題が多く含まれていたから、ということもある。ズバリ言って、パレスチナ問題はなぜ「問題」なのか、という提起にも等しいくらい、根本的なのだった。 ところで、これは僕の「ブログ」である。つまりweb上の、個人の日記に過ぎない。大学の卒論ではないし、マスコミ記者が記事を書いているわけでもない。ならば「手に余る」ことなど放っておいて、興