「あの人、書評書けるんですか?」という豊崎由美氏は、ゼロ年代には「あの人、“批評”書けるんですか?」みたいないわれ方してたわけで。2010年代にTwitter文学賞やってた人が今はTikTokくさす、と。時は流れましたね……。
歌人・作家の小佐野彈(38)。ハイパーセレブな家系に生まれ、幼少期はボディーガードが登下校を見守るという、「親ガチャで言ったら圧倒的勝ち組」を自認する。現在は台湾でビジネスを手がける実業家かつ、グローバルな視点を持って経済学に通じる鋭き論客だ。口を開けばぶっちゃけトークが弾ける陽気なオープンリー・ゲイ。セレブすぎる出自、傷つき悩んだ青春時代の恋、大人になって診断されたADHD……人生がブンガクそのもののような文壇の新星はつぶやく。満たされないからこそ、書くことができるのだ、と。(取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース オリジナル特集編集部) 「あなたは恵まれている」 小佐野自身、これまでの人生の中で、最も多く言われた言葉だという。 ハイパーセレブの家系に生まれ、何不自由ない暮らしを約束された少年時代。同性愛者であることをひた隠し、狂おしい感情を持て余しているとき、短歌に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く