中国南部 広東省の※深センで18日、日本人学校に通う10歳の男子児童が登校中に刃物を持った男に襲われた事件で、男子児童が19日未明、死亡しました。 現地で生活する日本人の間では安全への不安が高まっていて、日系企業の中には状況に応じて駐在する社員とその家族の一時帰国を認める措置をとる企業も出ています。 ※「セン」は「土」へんに「川」。 目次 容疑者は44歳の男 動機など不明 「とても明るい子だった」
血液中のコレステロールを下げる物質「スタチン」を発見し、一時は「世界で最も売れた薬」ともいわれた動脈硬化の薬の開発につなげた東京農工大学 特別栄誉教授の遠藤章さんが今月5日に亡くなりました。90歳でした。 製薬会社に在籍していた1970年代初めごろから動脈硬化の原因となる血液中のコレステロールを下げる薬の開発に取り組み、1973年に青カビが作り出す「スタチン」という物質が体内でコレステロールが合成されるのを抑え、血液中の値を大きく下げることを発見しました。 発見から14年後の1987年にはアメリカで動脈硬化の薬として発売。さらに1989年には日本でも発売され、一時は「世界で最も売れた薬」と言われるまでになりました。 遠藤さんはスタチンの発見などに関する業績が評価され、2008年にアメリカの権威ある医学賞「ラスカー賞」を、2017年にはカナダの国際的な賞「ガードナー国際賞」を受賞するなど、国
26日昼すぎ、福岡県みやま市の小学校で、1年生の男子児童が給食をのどに詰まらせ病院に運ばれましたが死亡しました。うずらの卵による窒息とみられるということで、市が詳しい状況を確認しています。 福岡県みやま市の教育委員会によりますと、26日午後0時半すぎ、みやま市内の小学校で給食を食べ始めた1年生の7歳の男子児童が立ち上がって吐きそうなそぶりをしたということです。 担任の教諭が背中をたたくなどしましたが、児童は自分で立っていられない状態になり、養護教諭なども加わって心臓マッサージや人工呼吸をしたものの改善せず、その後、ドクターヘリで病院に搬送されましたが死亡しました。 給食の献立のうち「みそおでん」に入っていたうずらの卵をのどに詰まらせたことによる窒息とみられるということです。 うずらの卵は直径2センチほどで、ゆでた卵が切らずにそのまま入っていたということです。 事故を受け、みやま市教育委員会
先月、静岡市の小学校で、宿題を忘れた児童に担任の教諭が「提出期限を延ばしてほしいなら、土下座でもして」などと言って3人に土下座をさせていたことが分かりました。市の教育委員会は、不適切な指導だとして学校などへの対応を検討しています。 静岡市教育委員会などによりますと、先月下旬、清水区の市立清水庵原小学校で、授業後の「帰りの会」の際、宿題を忘れた複数の児童に対し担任の女性教諭が「提出期限を延ばしてほしいなら、土下座でもしてお願いしにおいで」と発言し、3人の児童が放課後に教諭やほかの児童の前で正座し、「お願いします」と言いながら土下座したということです。 4日後に保護者からの相談で発覚し、担任の教諭は教育委員会の聞き取りに対し、「不適切なことばで指導してしまい、反省している」と話しているということです。 学校は今月4日、緊急の保護者会を開いて校長と教諭が謝罪したということです。 教育委員会は子ど
石川県の馳知事は24日、県内の2次避難所などを訪れ、避難している人が地元で生活を再建できるよう仮設住宅の建設を進めるなど今後の方針を説明しました。 このうち加賀市では、300人余りが2次避難している山代温泉の旅館を訪れ、避難している人が食事をとる部屋などを視察しました。 その後、馳知事は避難している人に対し、3月に北陸新幹線の敦賀延伸を控え、観光客の受け入れもあることから旅館での避難に一定の区切りが必要になるという考えを示しました。 そのうえで「地元で仮設住宅の準備に入っていて、足りない場合にはアパートやマンションを借りられるか考えている。また『石川方式』で一戸建ての住宅を公営住宅にして家が全壊や半壊した人の住まいにできないか段取りをしている」と説明しました。 珠洲市狼煙町の糸矢長子さん(80)は「家が全壊して不安でしたが、仮設住宅を建てる方針などを直接説明してもらい、安心して避難生活を送
石川県の馳知事は、国会議員を務めていたおととしまでの5年間に、所属していた自民党の安倍派から合わせて819万円のキックバックを受け、政治資金収支報告書に記載していなかったことを明らかにし、陳謝しました。 馳知事は21日、石川県庁で記者団に対し、国会議員を務めていた際、所属する自民党の安倍派から政治資金パーティーの収入のキックバックを受けていたことを明らかにしました。 金額は、2018年からおととしまでの5年間で819万円で、全額を政治資金収支報告書に記載していなかったとしています。 今月11日に安倍派の座長を務める塩谷元文部科学大臣から直接連絡を受け、国会議員時代の秘書にも確認して判明したということです。 キックバックを受けた819万円の一部は旅費や通信費といった事務所経費に使ったとしていて、この秘書からは「派閥から政治資金収支報告書に記載しなくてもいいと聞き、それに従い処理した」と説明を
能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市では、防潮堤や海沿いの岩礁がおよそ4メートル隆起したことが専門家の現地調査で確認されました。能登半島の北側では過去に大規模な地震が繰り返してできたとみられる階段状の地形があることから、専門家は「4メートルもの隆起はめったにないことで、数千年に1回の現象だ」と指摘しています。 目次 調査グループ 鹿磯漁港周辺でおよそ4メートル隆起を確認 【ドローン映像】輪島 門前町黒島町付近 今回の地震で石川県の能登半島の北側では海底が露出するほど地盤が隆起している地点が確認され、専門家による「令和6年能登半島地震 変動地形調査グループ」の調査では東西およそ90キロの範囲で陸域がおよそ4.4平方キロメートル海側に拡大したことが分かっています。 産業技術総合研究所地質調査総合センターの宍倉正展グループ長は、地盤の隆起が確認された輪島市門前町の鹿磯漁港周辺で調査を行い
今月1日に震度6強の揺れを観測した石川県珠洲市の鵜飼漁港周辺の上空からNHKがドローンで撮影した映像です。
珠洲市役所の1階では、9日から「り災証明書」の申請の受け付けが始まり、午前8時半の開始前から住民が次々と訪れました。 「り災証明書」は建物の被害の度合いを証明する書類で、被災した人たちが被災者生活再建支援金や義援金などの給付、応急仮設住宅への入居など、さまざまな公的支援を受ける際に必要となります。 受け付けは、応援に入った千葉市の職員など6人が対応していて、申請に訪れた人から自宅の住所や被害の状況を聞き取っていました。 市内の65歳の男性は「外を散歩しているときに地震が起きて急いで戻ったら自宅が傾き壊れていました。半年前の地震でも壊れて補修したばかりだったので残念です。珠洲市で住み続けるためにり災証明をしてもらい、支援を受けて家を建て直したいです」と話していました。 また、77歳の女性は「地震直後から避難所にいてようやく最近自宅を見ることができましたが地震のほか津波の被害も受け壊れて住むこ
石川県の災害対策本部会議が開かれ、オンラインで出席した珠洲市の泉谷市長は「4000から5000世帯は自宅に住むことができない」と状況を報告しました。 2日夕方に行われた石川県の災害対策本部会議で、能登地方の市長や町長はオンラインで出席し、状況を報告しました。 このうち珠洲市の泉谷市長は「壊滅的な被害だ。珠洲市は6000世帯ほどが暮らすが、4000から5000世帯は自宅に住むことができない。安否の確認ができていない住民もいる。道路状況が悪いため避難者に物資を配るのが難しく、断水が続いているのでトイレなどの衛生状態も悪化している」と述べました。 また、穴水町の吉村町長や能登町の大森町長も、多くの住民が避難しているが、水や食料などの物資が不足していると報告しました。 これに対して県の担当者は道路が通行できるようになった珠洲市と穴水町、能登町にはトラックで、輪島市については自衛隊のヘリで物資を送る
行き過ぎた校則の問題を受け、文部科学省が校則を公表し絶えず見直すよう手引きを改訂して1年。 ホームページなどで校則を公表している公立高校が少なくとも全国の6割に広がっていることがNHKの調査でわかりました。 一方、校則の理由を明示している学校や生徒が見直しに参加している学校は1割から3割にとどまり、専門家は「学校間で二極化している」と指摘しています。 文部科学省は去年12月、小学校から高校までの生徒指導の手引きを12年ぶりに改訂し、校則については ▽ホームページなどで公開し、定められた背景などを示すこと ▽マイナスの影響を受ける児童や生徒がいないか検証し絶えず見直しを行うこと ▽見直しには児童や生徒が参加すること などを求めていました。 NHKでは改訂から1年にあわせ、全国の都道府県の教育委員会に公立高校の状況についてアンケート調査を行いました。 その結果 ▼校則をホームページなどで公表し
終わりの見えないイスラエル軍のガザ地区への攻撃。悪化する人道状況。 そもそも、イスラム組織「ハマス」ってどんな組織? 狙いは何? 今回の攻撃をパレスチナの人たちは支持しているの? そんな「そもそも」を、パレスチナ情勢に詳しい東京大学の鈴木啓之 特任准教授に解説してもらいました。 (国際部記者 松本弦) 話を聞いたのは東京大学の鈴木啓之 特任准教授 鈴木氏は、東京大学中東地域研究センターの特任准教授です。 専門は中東の近現代史、特にパレスチナ問題です。自身も2018年から2019年までエルサレムに留学経験があり、多くのパレスチナ問題に関する論文のほか、著書を発表しています。 東京大学 中東地域研究センター 鈴木啓之 特任准教授 (以下、鈴木特任准教授の話) ハマスとは? どう生まれた? ハマスが設立されたのは1987年12月です。それまでガザ地区を中心として、社会福祉活動を行っていた団体が、
26日、北九州市八幡西区にある商業施設の駐車場の車の中で見つかり、その後、死亡が確認された生後10か月の男の子は、およそ2時間半、車内に取り残されていたとみられることが警察への取材で分かりました。両親はいずれも、「相手が連れていると思った」という趣旨の話をしているということで、警察は当時の状況をさらに詳しく調べています。 26日昼すぎ、北九州市八幡西区にある「コストコ北九州倉庫店」の駐車場で、車の中に取り残された生後10か月の男の子が病院に運ばれ、その後、死亡しました。 警察によりますと、男の子は北九州市小倉北区の中山喜寿生ちゃんで、家族など合わせて6人で買い物に訪れていたということです。 26日は午前10時ごろに車で店の駐車場に到着し、父親と知人の女性が先に車を降りてそれぞれ店内に向かい、その後、母親と5歳の兄、それに3歳の姉の3人が車を降りて店内に向かったということです。 この時、喜寿
28日に山形県米沢市の国道の脇で13歳の女子中学生が熱中症と見られる症状で倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。 28日午前11時すぎ、米沢市口田沢の国道脇の歩道で、「女子中学生が倒れている」と、近くを通りかかった人から消防に通報がありました。 米沢市によりますと、倒れていたのは近くの中学校に通う1年生の女子生徒(13)で、消防が駆けつけた時はヘルメットをつけたまま、自転車の横に熱中症と見られる症状で倒れていたということです。 女子生徒は意識不明の状態で病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されたということです。 女子生徒は部活動を終えたあと帰宅する途中だったということで、米沢市は30日、会見を開いて経緯について説明するとしています。
保険金の不正請求の問題が発覚し、創業者の兼重宏行氏が社長を引責辞任した中古車販売会社の「ビッグモーター」。 全国各地の店舗のそばで街路樹や植え込みが枯れているのが各地で確認されていて、このうち群馬県太田市の店舗前では土木事務所の調査の結果、除草剤の成分が検出されて、警察が器物損壊の疑いで捜査しています。 会社側は、25日に開いた会見の中で当時、専務取締役の和泉伸二新社長が「店の出入り口や歩道の雑草やゴミなどがあれば毎朝、取り除いている。雑草に対して、本来は手で抜けばよいがちょっと甘い認識で除草剤をまいてしまって、影響を与えてしまったことはあると思う」などと述べて、店との関わりがあるかどうか、調査する考えを示しています。 一方、街路樹や植え込みを管理する国や自治体も相次いで調査に乗り出しています。 国土交通省が、国道沿いの店舗前の街路樹の状況などについて、確認を進めているほか、東京都や大阪府
22日、神戸市の住宅街の草むらで、近くに住む6歳の男の子が死亡しているのがみつかりました。また、男の子の祖母を自宅で監禁し鉄パイプのようなもので殴ってけがをさせていたとして男の子の母親ら同居するきょうだい4人が逮捕され、警察は男の子の死亡との関連を捜査しています。 警察によりますと、22日午後6時すぎ、神戸市西区の住宅街の草むらで、近くに住む穂坂修くん(6)が倒れているのが見つかりました。 発見時、すでに死亡していたということです。 警察は現場近くにある西区玉津町の住宅で、いっしょに住んでいる修くんの母親とそのきょうだいが同居している57歳の祖母を今月20日ごろまでのおよそ3か月間にわたって監禁したうえ、背中を鉄パイプのようなもので殴ってけがをさせていたとして監禁と傷害の疑いで逮捕しました。 逮捕されたのは、修くんの母親で、長女の穂坂沙喜容疑者(34)と、次男の大地容疑者(32)、次女の朝
新型コロナワクチンの子どもへの接種について、日本小児科学会は対策が緩和されて多くの子どもが感染することが予想されるなどとして、引き続き「すべての小児に接種を推奨する」という考え方を示しました。重症化を防ぐ手段としてワクチン接種は重要だとしています。 日本小児科学会は、新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行したことや、WHO=世界保健機関がことし3月「生後6か月から17歳の健康な小児へのワクチン接種は優先順位が低く、国ごとの状況を踏まえて検討すべきだ」としたことを受け、接種の意義について改めて検討しました。 学会がまとめた考え方によりますと、WHOは子どもに対する接種は有効かつ安全としているほか、複数の研究報告で、発症予防や重症化予防の効果が確認されているなどとしています。 その一方、国内では未感染の子どもが多いとみられ、感染すると、まれに急性脳症や心筋炎を発症し、後遺症が残ったり死亡
癒やし系のペットとして空前のブームとなっているネコ。日本ではいま、およそ11世帯に1世帯がネコと暮らしていると言われています。 ネコに関連する費用や支出を計算した経済効果「ネコノミクス」は年間約2兆円にのぼるという試算も。 そして近年、“ネコ吸い”ということばが話題になるなど、ネコ好きな人の不思議な行動も注目されています。 ツンデレで気まぐれなネコが、どうしてこうも愛されるのか? ネコが人の心をひきつけるワケを心理学や生物学、においの成分分析など、さまざまな角度から科学的に調査してみました。 (大阪放送局 カメラマン 的場紫雲英) 高まるネコ人気 「気まぐれに甘えてくれるところが好きです」 「見た目も声もしぐさも全部かわいい。自由なところとかかわいい」 人とともに歩んできたネコ。 その歴史は約9500年前にさかのぼり、農耕文化の発達により、害獣駆除の目的で家畜として人間に飼われるようになっ
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