「火星には降雨があった」:土壌分析による新たな研究結果 2008年6月26日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Alexis Madrigal カリフォルニア大学バークレー校の科学者たちによる最新の地球化学分析によると、火星の土壌にはかつて、わずかな雨が降り注いでいたという。ただし、その雨が止んだのは数十億年前のようだ。 科学者たちは、現在の火星探査機『Phoenix』より以前に行なわれた火星の5つのミッションから得た土壌データを、地球の最も乾燥した地域で収集した情報と比較し、火星の水はこれまで考えられていたように下から湧き出たものではなく、上から降ったものだと結論付けた。 この研究論文の筆頭執筆者である、カリフォルニア大学バークレー校のRonald Amundson教授(生態系科学)は、「土壌は、不完全ながらも、気候変動を示す記録のような役割を果たしている。土