(3)支援の格差/広域災害に仕組みなし 「兵庫県で支給される中高年自立支援金は、豊中ではどうなっていますか」 昨年十二月一日、世帯主が四十五歳以上の被災者に月額最高二万円を支給する新制度が、兵庫県内でスタートすると、豊中市に被災者から電話が入った。 「兵庫県の事業で、こちらに制度はありません」と担当者。が、全・半壊一万五千世帯を超える同市の被害は大阪府で最大だ。受話器の向こうから、「同じ被災者なのに」と、納得できない雰囲気が伝わってきた。 支援金の財源は、兵庫県、神戸市が「財団」に出資、貸し付ける震災復興基金。交付税措置など国の関与がなければ成り立たないが、被災自治体の自主的な取り組みという建前である。そこに、府県を境にした差が生じた。 同基金は九五年四月、県などが国に働きかけて実現した。大阪府は「被害が府域全体に占める割合は低い。基金がなくても、通常の枠組みでやっていける」と要望しなか
〈新潟〉平成16年10月に発生した新潟県中越地震の復興基金が8月末で、被災者らに計約242億円支払われたことが同基金事務局のまとめで分かった。 同基金は県債で調達した3000億円を原資に、10年間で最大600億円を被災地復興に充てる。事業は生業再建や棚田の修復支援など128項目に及び、8月末までに計約291億円分の申請を受け付け、うち約242億円の支払いを終えた。最も人気が高いのは地域コミュニティー施設などの再建支援で、支払いは2318件・50億2040万円。そのほか、雪国住まいづくり支援3775件・21億850万円▽手作り田直し支援5861件・17億7620万円−など。 今年度を「復興元年」と位置づける事務局は「復旧から再生段階に入った被災地の新たな需要に的確に対応したい」としている。
石油で栄えた歴史を伝えた草生水まつりの献上行列=17日、西山ふるさと 公苑 (2024/08/19) 米袋から抜き取った「葉月みのり」の玄米の品質を確認するJAえちご中 越の職員=16日、市内平井 (2024/08/17) 14日ぶりに帰郷し、地元の応援への感謝などを語った産附ナイン=15日、 同校 (2024/08/16) >>過去記事一覧 10日の市議会9月定例会本会議に、2008年度一般会計補正予算案など追加議案3件が提出され、いずれも総務常任委員会に付託した。補正予算案は総額11億5550万8000円の追加。東京電力が中越沖地震復興支援で県に寄付した30億円の中から被災市町村配分額(復興補助金)が内示されたことを受け、柏崎市への11億5000万円と利子を新たに復興支援基金として積み立てる。これが計上額のほとんどで、この補正により一般会計の総額は560億5492万7000円となる。同
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く