自民党の麻生副総理兼財務大臣は、みずからの派閥のパーティーで、「2大政党による政権交代よりも、自民党の中に大きな政策集団があって切磋琢磨(せっさたくま)していくほうが政治が安定する」と述べ、最大派閥の細田派に匹敵する派閥の形成に力を尽くす考えを示しました。 麻生副総理は12日夜、都内で開かれた派閥のパーティーで、「野党時代の3年3か月、えらい目にあった。国会の予算委員会などで、予算に関する質問をほとんどしないような政党に政権は任せられない」と述べました。そのうえで、「アメリカやイギリスは2大政党による政権交代で間違いなく混迷や混乱が起きているが、日本はこの4年間、政権は安定し経済政策も継続性を持たせてやることができた。自民党の中に大きな政策集団があって切磋琢磨していくほうが政治が安定する。そうした大きな政策集団を作り上げてみたい」と述べ、最大派閥の細田派に匹敵する派閥の形成に力を尽くす考え