未来の飲み屋は、カウンターも無人化されてしまうのか 中野の九龍城とも呼ばれるワールド会館を擁する中野新仲見世商店街。 路地裏の一角に、その店は忽然と姿を現した……。 無人のカウンターには大型モニターが設置されており、そこにはCGのキャラクターが……。さらに看板にはキーボードや電話が貼りついていて、漫画のフキダシのようなものも。 「AVASTAND(アバスタンド)」と書いてある。なんだ? このお店は。 さすが中野、ついに飲み屋さえも無人化してしまうのか? などとしばし店の前でボーっとしていたら、カウンター横の扉から現れたダンディな紳士から声をかけられた。 このお店のオーナーの高崎さんだ。 高崎:(注:実際はアバターではなく生身の高崎さんです)こんばんは! ウチはこちらのモニターに映るアバターを介して会話を楽しみつつ飲んでいただけるお店なんです。 ──そうなんですね……なんだかこの見た目に圧倒