16日の岸和田だんじり祭を前に、悪質な場所取り行為の一掃作戦が大阪府岸和田市内で進んでいる。見物客とのいたちごっこが続くなか、祭りを運営する住民らは「日本一のマナーで祭りを楽しんで」と呼びかけている。 市などによると、粘着テープに名前を書いて植え込みの縁石に貼るなどする悪質な場所取りが年々続いている。いつごろ始まったかは不明だが、中には祭りが終わると、翌年のためにテープを貼って帰る人もいるという。 府岸和田土木事務所によると、道路にテープを貼るなどの行為は道路法第43条で禁じている「みだりに道路を損傷、汚損する」行為にあたるとしている。1年以下の懲役か50万円以下の罰金の罰則が定められている。 祭りの運営組織は「このままだと岸和田やだんじり祭自体のイメージが悪くなる」と、一掃作戦を企画。8月末、今月2日に続き、13日には、祭り見物用のやぐらの設置作業が近くで進む府道29号沿いの歩道で実施し