女子の間では落語ブームが到来しているようだ。 興味はあるけど、なんだか敷居が高い感じがして、寄席に行く勇気がないなんて人もいるだろう。そんな取っ付きにくい印象を取り払ってくれるのが落語マンガだ。 雲田はるこの『昭和元禄落語心中』(講談社)は、「このマンガがすごい! オンナ編」の第2位にも選ばれ、Perfumeのかしゆかもはまっているという今大注目のマンガ。このマンガをきっかけに落語に興味をもった人や寄席に行った人もいるという。 刑務所で服役中だった元ヤクザの与太郎は、落語慰問会で聞いた八雲師匠の落語が忘れられず、出所後すぐに弟子にしてもらいに行く。落語初心者の与太郎が落語の魅力にはまっていくところは読者も共感できて、「今すぐ寄席に行きたい!」と思うこと間違いなし! また、古典芸能は所作が美しく、その色っぽさ、艶っぽさも魅力の1つだ。そんな魅力をこれでもかというくらい凝縮した八雲師匠の存在に