英イングランド中部にあるマウント聖バーナード修道院で、トラピストビール「ティント・メドウ」を入れたグラスを持つジョセフ修道士(2019年7月17日撮影)。(c)OLI SCARFF / AFP 【8月25日 AFP】モルトのかすかな香りが、英イングランド中部レスターシャー(Leicestershire)州にひっそりとたたずむマウント聖バーナード寺院(Mount St. Bernard Abbey)の壁越しに漂ってくる。中では修道士らがビール造りをしている最中だ。 カトリック修道会の一つトラピスト会の修道士らは6年前、酪農による収益の落ち込みを受け、牛乳をビールに切り替える決断をした。 乳牛を売り、5年を費やして最新式の醸造所を開設した。今では年間約30万本の「ティント・メドウ(Tynt Meadow)」を製造している。ティント・メドウはトラピスト会の承認を受けた世界で12番目の「トラピスト