暗号資産の交換業の世界的な大手でおととし経営破綻した「FTXトレーディング」の日本法人について、国内の同業大手「ビットフライヤー」が買収し、事業を引き継ぐ方向で調整を進めていることが分かりました。 「FTXトレーディング」は、経営の悪化により、おととし11月、およそ130のグループ会社とともにアメリカの裁判所に連邦破産法第11条の適用を申請しました。 業界としては過去最大の経営破綻とされ、日本法人「FTXジャパン」も、一時、顧客が資産を引き出せない状態となって金融当局から一部の業務の停止命令などを受けました。 会社は日本法人の売却先を探していましたが、関係者によりますと、国内の同業大手の「ビットフライヤー」の親会社が買収する方向で調整を進めているということです。 アメリカの裁判所での手続きの進捗(しんちょく)を踏まえ、すべての株式をビットフライヤー側が買い取り事業を引き継ぐ見通しで、買収額