ミナミ・アメリカ村周辺の路上で急増している脱法ドラッグ「ハーブ」を販売する店の看板=大阪市中央区で2011年10月14日、宮間俊樹撮影(一部画像を処理しています) 大麻に似た効果があるという脱法ドラッグ「ハーブ」が若者の間に広がっている。大阪・ミナミのアメリカ村では「合法ハーブ専門店」などと看板を掲げた店舗が急増し、一帯で少なくとも10店が確認されている。健康への悪影響が指摘されているが、所持や吸引を禁止する法律はない。薬事法で禁止する成分が含まれていれば販売だけは取り締まることができるが、成分を変えた新種が次々と輸入、販売される「いたちごっこ」の状態が続いている。【茶谷亮、武内彩】 【蔓延する薬物 芸能界にも】酒井法子被告(当時)「薬物に、自分の弱さで負けた」謝罪会見(2009年9月) 厚生労働省や大阪府警によると、ハーブは乾燥させた植物片と化学物質を混合した薬物で、煙を吸って使用す