9月30日から幕張メッセで行われた「CEATEC JAPAN 2008」では,DRPのブースに弱電界のギャップフィラーが設置され,AM放送3社のサイマル放送を体験できるデモが行われた デジタルラジオ推進協会(DRP)が免許主体となっている地上デジタルラジオ放送は主に,移動体(車両など高速で移動するもの)向けに簡易動画や音楽,地図・写真などの各種データを高速で届けることを想定していた。そのため,地上デジタルテレビ放送の約3分の1に当たる「3セグメント」あまりの伝送帯域を使うサービスモデルもあった。特に,3セグメントを使って簡易動画などを提供していたエフエム東京(FM東京)は,サービスの高度化には有料のサービスモデルが不可欠として,2008年春に番組の提供を休止した。その結果,試聴者にとっては地上デジタルラジオ放送ならではの番組のイメージが抱けず,インターネットラジオとの差異化などが急務の課題