空から見るアメリカ内陸部と「わるいのはあいつらだ」の論理 人と技術と情報の境界面を探る #001 2017.04.10 Updated by Shinya Matsuura on April 10, 2017, 07:00 am JST アメリカは、東海岸と西海岸に別れて産業や研究拠点が立地している。このため取材などで訪れると、大陸横断の航空便に乗ることになる。 東海岸と西海岸の時差は3時間だ。ロサンゼルス・ニューヨーク便ならば、飛行時間は5時間半ほど。つまり時差の約2倍の時間をかけて、旅客機は2つの海岸線を結んでいる。飛行中、下に見えるのは、アメリカ大陸の自然、そして、内陸部の暮らしだ。雄大なロッキー山脈の風景だったり、荒れ地をどこまでも一本の道路が延びていたり、延々とトウモロコシの畑が続いていたりーー時には高度1万mを飛ぶ旅客機のはるか下方を、小さな自家用機が飛んでいたりもする。そして