2019.06.22 わたしのこと 20代前半からの婚活もアリだが、その先長いのが人生だ。向田邦子の短編エッセイ 女の人生をナナメから考えるブックガイド #026
椎名林檎『三毒史』は、おそらく2019年(そして東京五輪が行われる2020年に向けて)もっとも重要な作品になるだろう。それぐらい物凄い作品だった。にも関わらず、Mikikiにはレヴューが1つ載っているだけだし、編集部には語れる相手がいない。よし、椎名林檎の熱烈なファンに会いに行って、この作品について思う存分語り合おう。そう思い、椎名林檎が名誉店長でもあるタワーレコード新宿店にて、『三毒史』の展開を担当した熱烈林檎ファンのスタッフ、吉野真代さん(通称pslさん)に会いに行きました。 ――あれだけすごい作品なのに、意外と語れる相手が周囲にいなくって。 「私の周りにも椎名林檎さんのお話をできる人がいないので、今回はありがたいです(笑)」 ――こちらこそです。タワレコ新宿店では『三毒史』のリリース前から、林檎さんのコーナーが常設されていて、手旗とかスタッフの私物と思われるグッズもかなり置いています
『夜明け告げるルーのうた』で、アニメーション界のカンヌといわれる「アヌシー国際アニメーション映画祭」最高賞を獲得し、次々に話題作を手がけている湯浅政明監督が、初の本格ラブコメ作品に挑戦したのが、映画『きみと、波にのれたら』である。 ダンス&ボーカルグループ“GENERATIONS from EXILE TRIBE”の曲「Brand New Story」にのせて、潮風が吹き波濤がきらめく、まぶしい季節のなかで、主人公の女子大生・向水ひな子(むかいみず・ひなこ)と、消防士の雛罌粟港(ひなげし・みなと)のサーファーカップルのキラキラした恋愛描写が描かれていく。 「えっ、何? 大丈夫なの、これ……?」 サーファーのカップルがラブラブなデートを繰り返す本作『きみと、波にのれたら』の前半の展開を目にしながら、どうしても戸惑ってしまう自分がいるのである。そう、人は見たことがないものに、反射的に拒否反応を
はんどう・かずとし/昭和5(1930)年生まれ。東大文学部を卒業後、文藝春秋入社。専務取締役を経て文筆業に。『日本のいちばん長い日』は終戦の日を描いたベストセラーとなり、映画化もされている。『ノモンハンの夏』『昭和史』『文士の遺言』など著書多数 「昨年、当時の天皇陛下の侍従から、『秋篠宮悠仁(ひさひと)殿下に、太平洋戦争はなぜ起こったのかを、わかりやすく話してください』という依頼があった。ですが、私は最初断ったんです。だって相手は小学校6年生の坊やですよ。そんな幼い子に単純明快に話せるようなことじゃない、無理です、と。だけど何度もお願いされて、じゃあさわりだけでも話しましょう、と出かけていったのが、8月15日でした」 秋篠宮悠仁親王は、まさに次代の天皇家を背負って立つ。その進講役として白羽の矢が立ったのが、昭和史研究家でもある作家・半藤一利氏(89)だ。秋篠宮家の”家庭教師”になったのが「
知的で勇敢な女性の半生記 かつて私が10代だった頃、エヴリシング・バット・ザ・ガールは「おしゃれな先輩が好きな音楽」でした。だから最初は「自分より年上の人たちのもの」なんて印象を持っていたものだけれど、CDとレコード(そう、あの頃はCDとレコードだった)を1枚ずつ聴くうちに、そんなのもう関係なく大好きなバンドのひとつになりました。80年代から90年代、音の感触を時代にあわせて変えながらも、しみじみ美しい曲を奏で続けたトレイシー・ソーンとベン・ワットのふたり組は、今でも自分にとって特別な存在です。 さて、彼らの最後のアルバムがリリースされてからちょうど20年になる今年、トレイシー・ソーンが2013年に上梓した回顧録『安アパートのディスコクイーン』(原題:Bedsit Disco Queen: How I grew up and tried to be a pop star)が翻訳されました。
千葉県・幕張メッセで毎年開催される「日本地球惑星科学連合大会」は、国内外の地球科学者が勢揃いする一大イベントである。2019年5月26〜30日に行われた今年の大会は、参加者数8390名に及んだ。その大会で、私はコンビーナ(会議を企画・運営する人)としてパブリックセッション「ブラタモリの探究」(本記事ではブラタモリセッションと呼ぶ)を開催した。 研究者たちにもファンが多い 私たちが『ブラタモリ』(NHK)を取り上げた理由はいくつかある。まず、地球科学の裾野を広げたいという使命感だ。大会の初日はパブリックデーとされ、学会の非会員も参加可能なパブリックセッションを開催できる。地球科学に関心を持っていただく人たちを増やすには絶好の機会なのだ。 あわせて、地球科学のすべての分野の研究者が集まる場で、私たちの専門知を一般の方々に解説する方法論を議論したいことも理由のひとつだった。『ブラタモリ』は、その
5月28日に川崎市多摩区登戸で起きた川崎殺傷事件で、被害者のうち2人が死亡し、18人が負傷。スクールバスを待っていた子どもたちや保護者の命が理不尽に奪われ、怒りの声が広がった。 テレビなどのマスメディアで芸能人らもコメント。落語家の立川志らくは、加害者に自殺願望があったという報道から、「一人の頭のおかしい人が出てきて、死にたいなら一人で死んでくれよ」と発言。お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志は「僕は、人間が生まれてくる中でどうしても不良品って何万個に1個、絶対これはしょうがないと思うんですよね」とコメントし、物議を醸した。 そんな中、自らも犯罪被害者遺族である入江杏さんがツイッターに以下のように投稿。 犯罪により家族を喪った私、犯罪を憎む気持ちは人一倍だからこそ、怒りに任せて「死にたいなら一人で死ね!」という言葉は「いかなる理由があろうとも暴力も殺人も許されない」という理念を裏切ってしま
Search, watch, and cook every single Tasty recipe and video ever - all in one place! News, Politics, Culture, Life, Entertainment, and more. Stories that matter to you. 失敗を過度に恐れてしまう世の中で、どうやって自信は身につくのか。この映画は教えてくれる90年代には『ちびまる子ちゃん』や『クレヨンしんちゃん』への参加、2004年以降は監督として『マインド・ゲーム』『四畳半神話大系』『ピンポン THE ANIMATION』『DEVILMAN crybaby』を生み出してきた鬼才。湯浅政明監督が『きみと、波にのれたら』で描くのはラブストーリーだった。「あの湯浅監督が?」と思い、疑問をぶつけると…
まとまった文章を書く気力がないので、最近の議論を見ていて思ったことをだらだらと。 日本のインターネットでは「男のつらさ」とか「男性の孤独」というトピックは周期的に話題になるが、今月は特にそれらの話題についての議論が盛んだ。 議論のきっかけは、noteで公開された「男性のつらさの構造」という記事であるようだ。 note.mu また、「男性のつらさ」という話題からは離れるが、今月は「有害な男らしさ」についての議論もちらほらと目にするようになった。例えば、例えば、月頭に公開された、池田小学校殺人事件の犯人である宅間守について分析した記事ははてブ数も500を超えており、かなり多くの人の目にとまったようだ。 gendai.ismedia.jp 「有害な男らしさ」の解決策としては「文化や教育を変化させたり、男性が自分の弱さや苦悩を素直に表明できる環境を作ることで、男性を有害な男らしさから解き放とう」と
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く