新型コロナウイルス感染拡大防止のため、関西でも大半のライブハウスが休業を余儀なくされている。そんな状況下でも生の音楽を届けたいという思いから、ネットなどでは無観客ライブの配信が広がっているが、そんななかで音楽ファンを騒然とさせたのが、大阪のライブハウス「難波ベアーズ」(大阪市浪速区)でおこなわれた『コロナ調伏撲滅祈念、山本精一絶叫無観客ライブ』だ。 「難波ベアーズ」は大阪・難波の外れの雑居ビルの地下に1986年にオープン。100人も入ればギュウギュウの、いかにもアンダーグラウンドな雰囲気が漂う小バコながら、これまでにボアダムズ、少年ナイフ、非常階段、あふりらんぽ、オシリペンペンズ、あらかじめ決められた恋人たちへ・・・といった、いわゆるメジャーではないが、国内外でカルト的人気を獲得するミュージシャンを多数輩出。 日本のオルタナティブロックの聖地として、独自の音楽磁場を形成してきた。しかし、今